「この木なんの木気になる木〜♪」のテーマ曲でお馴染みのTBS系の国民的人気クイズバラエティ番組「世界ふしぎ発見!」の司会者が放送開始38年目にして初めての交代となります。
「世界ふしぎ発見!」といえば草野仁。草野仁といえば「世界ふしぎ発見!」とさえ言われる程の存在感を確立した名司会者・草野仁さんと、「ゴゴスマ」でお馴染みの昼の顔・石井亮次アナとの交代です。
草野仁さんは1986年の放送開始から司会者として現在まで番組出演を続け、黒柳徹子さん・野々村真さんら初期メンバーと共に「世界ふしぎ発見!」を国民的番組へと育た上げた1人です。
今回は「世界ふしぎ発見!の司会者の交代理由はなぜ?」についてお伝えしていきます。
- 世界ふしぎ発見の司会者の交代理由はなぜか?
- 石井亮次アナが新司会者に就任(交代)した本当の理由は何?
- 「この木なんの木気になる木」のテレビCM「日立の樹」も交代?
- 初代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1973~1975年)
- 第2代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1975~1979年)
- 第3代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1979~1980年)
- 第4代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1981~1982年)
- 第5代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1982~1984年)
- 第6代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1984~1989年)
- 第7代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1989~2001年)
- 第8代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(2001~2005年)
- 第9代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(2005年~現在)
- 世界ふしぎ発見の司会者の交代理由はなぜか?【まとめ】
世界ふしぎ発見の司会者の交代理由はなぜか?
冒頭お伝えしました通り「世界ふしぎ発見!」の司会者の交代が発表されました。
番組放送開始以降これまで長きに渡り「世界ふしぎ発見!」の司会者を務めてこられた草野仁さんと、「ゴゴスマ」でお馴染みの昼の顔でもある石井亮次アナが来春4月15日の放送から交代します。
「世界ふしぎ発見!」の名物司会者として長年番組を盛り上げてくれた草野仁さんの降板は一体なぜなのでしょうか?
草野仁は世界ふしぎ発見!の司会者を降板(交代)
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「世界ふしぎ発見!」は、「世界へ行こう、世界を知ろう」を番組テーマに掲げた「トーク&クイズショー」を銘打ったバラエティ番組で、草野仁さんは1986年の放送開始から38年間番組の総合司会者を務めています。
『アタックチャーンス!』のキャッチフレーズが有名な「パネルクイズ アタック25」の総合司会者・児玉清さんが持つ日本のクイズ番組における史上最長の司会記録を更新して、ある意味2023年現在日本で1番スゴい総合司会者ということになります。
その草野仁さんが総合司会を降板(交代)します。
世界各地の歴史や文化、風土、遺跡、遺産、不思議、謎、ミステリーなど、一般人の日常生活では到底お目に掛かることの出来ない場所や事柄をミステリーハンターと呼ばれる現地リポーターが興味深く時に面白可笑しく体当たり取材してくれて、草野仁さんの司会の下、スタジオの解答者と繰り広げられるクイズ&トーク形式で進行していく番組スタイルが一般的なクイズ番組とは一線を画していて、「世界ふしぎ発見!」だからこそ味わえる世界各国の「ふしぎ」をテレビの前で堪能することが出来る他にない番組です。
番組内容もさることながら、出演者との微妙な掛け合いが面白く、特に黒柳徹子さんとは番組開始当時からの共演者ということもあり、名物ユニットとしてもトークを楽しませてくれていました。
4月15日の放送からは総合司会ではなく「クイズマスター」というポジションで引き続き出演し、解答者を新しい立場から苦しめてくるようです。
新年度は新司会者に新風を吹き込んでもらい、より魅力的な番組になるように努めていただきたいです。何といってもこの番組の強さは全スタッフが一丸となれるところ!視聴者の皆様に想像を超える驚きをお届けします!
引用元:ORICON NEWS
元NHKアナウンサー出身だけあって紳士的な雰囲気とお硬い口調が印象的でありますが、時としてトゲのある突込みトークが発せられたり、還暦を過ぎて尚ガンガン筋トレに励み肉体美を追求したり、バラエティー番組に出演してはボケ役を演じたり、抜群の歌唱力を武器にCDデビューを果たしていたり・・・と、実はムチャクチャ多彩な顔を持つ方なんです。
むしろ、それほどに多彩な顔を持つ草野仁さんだからこそ長い間「世界ふしぎ発見!」の総合司会を務めてこられたのかも知れません。
石井亮次アナが世界ふしぎ発見!の新司会者に就任(交代)
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草野仁さんに代わり「世界ふしぎ発見!」の総合司会に就任するのは石井亮次アナ。
現在はTBS系で放送されている昼の「ゴゴスマ」の司会者として活躍をされているフリーアナウンサーです。
「世界ふしぎ発見!」の総合司会者としては前任の草野仁さんとでは雰囲気や特徴も異なりますので、新しい番組進行が現スタジオメンバーとの間でどのように行われるのかが楽しみです。
石井亮次アナが新司会者に就任(交代)した本当の理由は何?
「世界ふしぎ発見!」の司会者交代の発表は公には「番組リニューアルに伴う交代」とありますが、果たして本当の交代理由は他に無いのでしょうか。
これまでの番組事情やリニューアルに至った経緯等を踏まえた上で、現状考えられる草野仁さんと石井亮次アナとの「世界ふしぎ発見!」の司会者交代理由について考察します。
草野仁の「世界ふしぎ発見」出演料が高額だった説
草野仁さんの番組出演に伴う報酬(ギャラ)は公式には明らかにされていませんが、1時間番組への出演料が1本当り100万円だとか300万円だとの記述もネット上では見受けられますがイマイチ信憑性に欠ける情報です。
「朝だ!生です旅サラダ」の総合司会を担当している俳優・神田正輝さんの出演料が1本80万円とのことですので、年齢や経歴・番組こそ違いますが同じ総合司会者としての立場を考えて同程度のギャラだと仮定しますと、月額換算で約320万円になる計算となります。
長年司会を担当している『朝だ!生です旅サラダ』のギャラが1本80万円とされており、月に320万円の収入で十分にやっていけるとの理由と、また加齢により台詞を覚えられないとの本人の事情もあり、石原プロ解散後は俳優業はほぼセミリタイアの状態にある
引用元:wikipedia

月額320万円が「世界ふしぎ発見!」の番組出演的に果たして高いか安いかの判断は分かりかねますが、番組視聴率的にも「朝だ!生です旅サラダ」と「世界ふしぎ発見!」が同程度との見方もあるようですので、あながち見当外れな参考例ではないと考えます。
2月25日の『ふしぎ発見』の世帯視聴率は5.7%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、コア視聴率は1.9%と、コア視聴率はテレビ東京を含む民放で最下位だった
引用元:ピンズバNEWS
しかし、「世界ふしぎ発見!」は今年に入ってから既にリニューアルを決行したばかり。今回の草野仁さんの降板理由を「番組リニューアルに伴う交代」としていますが、正しくは「番組リニューアルに伴い生じた視聴率の低下を回復させる為に改めて行う番組リニューアル」ではないでしょうか。
例に挙げた世帯視聴率は5.7%は、リニューアルによって「世界ふしぎ発見!」の名物でもある「ヒトシ君人形」と「ボッシュート」が廃止になった影響が顕著に表れています。また、クイズの解答方式も個々人の発表スタイルから話し合いによる取りまとめ方式に変更になったことにより本来の面白さが激減したことが大きな要因であろうと思います。
このリニューアルさえ実行されなければまだ高い数字を出していたのではないかと考えられます。
また、「朝だ!生です旅サラダ」と違い、プライムタイムでの放送枠をもつ「世界ふしぎ発見!」ですので、「1本80万円」のギャラ参考例は少なくとも現実味のある数字ではないでしょうか。
「世界ふしぎ発見」リニューアルによる視聴率低下の挽回説
今年1月に行われた番組リニューアルで、「世界ふしぎ発見!」の様相は大きく変わってしまいました。
時代の変化とともに番組に求められる要素が変わり、ターゲットにしている視聴者層のテレビ離れなどの影響から以前のように高い視聴率が期待できなくなったゆえの改変だったのでしょうが、番組の魅力でもあった「ヒトシ君人形」や「ボッシュート」の廃止「話し合いによる解答方式」への変更は番組名こそ「世界ふしぎ発見!」であってももはや別の番組になってしまったと感じるファンが表れてしまっても仕方がないのではないでしょうか。
番組開始以来プロデューサーを務める重延浩氏の言葉を借りれば、『世界ふしぎ発見!の最高の目的は視聴率ではない。メッセージを社会に発信すること』らしいので、数字だけで全てが判断できるとは言い切れないが、慈善事業ではないので限りある番組枠や予算、時間など【人・物・金】を必要かつ有効な分野に投入することは企業としては当然の姿だと思われます。
視聴率もその判断基準の1つとして当然に活用されています。
「世界ふしぎ発見!」は放送開始当時に考えられた思想と現代の社会情勢におけるターゲット層の感覚とが必ずしも一致するとは限りませんが、2023年現在でもこの規模で同様の感性を持った番組は珍しいのではないでしょうか。
そう考えれば視聴率が低下してきたからといって安々と廃止する理由にするとは考えにくいです。
草野仁さんは「世界ふしぎ発見!」の司会者を降板後も「クイズマスター」として引き続き番組出演を行うとのことで、完全に番組から姿を消すワケではないので関わり方自体は変わってもレギュラーメンバーで存続してくれるのは取り敢えずは一安心です。
「番組リニューアルに伴う交代」の効果が、今回こそは正常に発揮されることを願います。
再リニューアルには草野仁ではなく石井亮次アナが必要だった
テレビ離れが進んだ現代社会におけるテレビ放送の視聴率の低下に加えて、小手先のリニューアルによる更なる視聴率の低下の加速は、番組的に思い切った変化を必要としたのでしょう。
番組の顔としての草野仁さんは残しておきたいが、何かしらの目立った改革は行いたい。
一度リニューアルに大失敗している経験から、草野仁さんを降板させて総合司会者の交代するくらいのインパクトが求められたのも必然だったのかも知れません。
もう草野仁さんを司会者として残す選択肢は残っていなかったのでしょう。
「そういう形にはなるみたいですけど‥‥」と、司会役を降板することにどこか歯切れの悪いコメントを残しているところが気になります。
もしかしたら、草野仁さん的に「世界ふしぎ発見!」の司会者交代には納得いかない部分があるのかも知れません。
初期メンバーでもあり業界内での大御所でもある黒柳徹子さんの存在を考慮すれば、いきなり前任の草野仁さんのようなクスッと笑える掛け合いを求めるのは酷でしょうから、そこは「クイズマスター」として影からサポートしてもらいつつ、石井亮次アナには新しい司会進行でこれまでの「世界ふしぎ発見!」に変化を期待したのではないでしょうか。
突如として白羽の矢が立った昼の顔・石井亮次アナの番組進行手腕が問われるところですね。
「この木なんの木気になる木」のテレビCM「日立の樹」も交代?
「世界ふしぎ発見!」と言われて頭に浮かぶメロディーはきっと「この木なんの木気になる木〜♪」で始まるアノ曲ではないでしょうか。
いつの間にか口ずさんでいるような軽快なメロディーと、子供でも簡単に覚えられる分かりやすい歌詞に加えて、映像に映し出される絵じゃないかと思うほど大きな樹木を見るのが楽しみで「世界ふしぎ発見!」を観ていた子供の頃を懐かしく思い出します。
今回、番組を代表するテーマ曲の交代も有り得るのでしょうか?
この番組CM曲は正式には「日立の樹」【作曲:小林亜星さん・作詞:伊藤アキラ】といい、実は放送開始から数えて9作目となるバージョンが現在流れています。
「日立の樹」に映る大きな木は、モンキーポッドという木でハワイ・オアフ島のモアナルア・ガーデンパークという公園に実在します。
初代「日立の樹」の映像を見て分かるように、放送開始当時はモンキーポッドの実物ではなく、アニメーションが採用されていました。
作詞に際して、制作当時楽曲のイメージに合う実際の木が見つからず、「映像に流れる木のイラストアニメーション」を用いてやり取りを行うものの、何もかもが分からない漠然としたイメージだけの状況から生まれた奇跡の歌詞が「この木なんの木気になる木・・・」との逸話があります。
「この木は、なんという木ですか?」「どんな木なのですか?」「どこにあるのですか?」と質問したのに対し、スタッフは「わかりません」「知りません」とばかり答えた。このときのやり取りから、「この木なんの木」で始まる特徴的な歌詞が生まれた
引用元:HITACHI
当時のHITACHIが掲げた、「来るべき”コンピューター社会”と”未来”をイメージさせる」大きな木は、楽曲制作当時に実物が見つからなかったからこそ生まれた偶然の産物なのです。
歌い手は変われど9代も受け継がれ続ける「世界ふしぎ発見!」の名曲は、名司会者・草野仁さんの降板と併せて何らかの変化が起きるのでしょうか。
初代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1973~1975年)
出典:HITACHI
第2代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1975~1979年)
出典:HITACHI
第3代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1979~1980年)
出典:HITACHI
第4代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1981~1982年)
出典:HITACHI
第5代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1982~1984年)
出典:HITACHI
第6代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1984~1989年)
出典:HITACHI
第7代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(1989~2001年)
出典:HITACHI
第8代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(2001~2005年)
出典:HITACHI
第9代この木なんの木気になる木「日立の樹」CM(2005年~現在)
出典:HITACHI
世界ふしぎ発見の司会者の交代理由はなぜか?【まとめ】
今回は「世界ふしぎ発見!の司会者の交代理由はなぜ?」についてお伝えしていきました。
「世界ふしぎ発見!」の名司会者・草野仁さんと「ゴゴスマ」の司会者・石井亮次アナの司会者交代が、評価・評判の冷ややかなリニューアル実施後済の番組の再リニューアルの重責に果たして応えられるでしょうか。
石井亮次アナの新しい感覚と草野仁さんの実績で、これからも世界各地の謎やミステリーを面白可笑しく視聴者に届けてほしいと願います。
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