日本ゴールドディスク大賞とは何?7冠のSnow Manはすごいの?

滝沢秀明さんが大切に育て上げた”職人集団”Snow Manが、日本ゴールドディスク大賞で数々の賞を7部門で受賞、アーティスト・オブ・ザ・イヤー邦楽部門でV2を達成しました。

1987年に制定されて以降、様々なアーティストの栄誉を称えてきた日本ゴールドディスク大賞ですが、イマイチ受賞の凄さが分からないという方も中にはおられるのではないかと思います。

Snow ManのV2達成を喜ぶと共に、「日本ゴールドディスク大賞とは何なの?すごいの?」について改めて確認していきましょう!

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日本ゴールドディスク大賞とは何?

 

日本ゴールドディスク大賞は、一般社団法人日本レコード協会が主催する音楽賞です。

対象期間内における日本国内での音楽ソフト(CD、DVD、BD等)やネット配信のダウンロードおよびストリーミングの再生回数・総売上(出荷数から返品数を差し引いた総販売総数)を審査基準にして年間総合大賞を始め各部門ごとの大賞を決める音楽祭の一つです。

どれだけ売上を上げたか」で優劣を決める単純にして分かりやすい受賞制度だと思います。

日本ゴールドディスク大賞の受賞区分は大きは3つの部門に分かれています。

・アーティスト部門(アーティスト単位での優劣を競う部門)
・パッケージ部門(商品単位での優劣を競う部門)
・デジタル部門(ネット配信におけるDL数の優劣を競う部門)

また、パッケージ部門とデジタル部門は部門内で更に下層に分かれます。

・パッケージ部門(アルバム部門・シングル部門・ビデオ部門)
・デジタル部門(ダウンロード部門・ストリーミング部門)
日本ゴールドディスク大賞は、その個別部門の中に設けられた66の受賞区分に特別賞4つを加えた総計70の賞を毎年発表されている音楽祭なのです。
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アーティスト・オブ・ザ・イヤー邦楽部門のV2達成はすごいの?

今回日本ゴールドディスク大賞の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー邦楽部門」において、昨年に引き続き受賞に輝いたSnowManですが、様々な賞が設けられている同大賞において、対象期間内での売上が一番多かったアーティストということもあり、実質的には邦楽部門の人気No,1の指針となるグランプリ受賞ともいえる大賞です。

凄いか凄くないかで判断すればすごいです!

ちなみに洋楽部門はザ・ビートルズが受賞しました。

日本ゴールドディスク大賞のアーティスト・オブ・ザ・イヤー邦楽部門の受賞基準が「対象期間内における作品・楽曲の正味売上金額の合計が最も多いアーティスト」であり、SnowManの2ndアルバム”Snow Labo. S2”がORICON発表で92.7万枚の売上に対して、ザ・ビートルズは全てのカウントの総計が約10万(アルバム5万9169枚、シングル521枚、音楽ビデオ1305枚、音楽配信は4万2014ダウンロード)ですので、比較するジャンルこそ違うとはいえ、販売数に桁違いの差があるのが分かります。

SnowManの”Snow Labo. S2”は出荷枚数では100万枚を超えており、2022年度初のミリオン認定作品となっています。

SnowManと比較してしまいましたが、ザ・ビートルズは解散後50年以上経過してなお日本ゴールドディスク大賞で部門大賞を受賞するほどに根強い人気を誇っているのが驚きです。おそらく現代の邦楽・洋楽問わず音楽に携わられる方々にとって何かしらの影響を与えたであろう伝説のロックバンドだと思います。

当時のエレキギターのサウンドに酔いしれて音楽に興味を持ったキッズは数知れないでしょう。

1960年代の日本のグループサウンズからはじまり、中島みゆきやサザンオールスターズ、Mr.Childrenなど、今日に至るまでにありとあらゆる音楽シーン・ジャンルに強烈なインパクトを与え、知らず知らずのうちに誰もがザ・ビートルズの影響を受けていたと表現してもおそらく過言ではないでしょう。

THE BLUE HEARTS(現クロマニヨンズ)のギタリスト・マーシーこと真島昌利は友人宅でビートルズのレコードを聴いたのがきっかけでギターを始めたことはファンの間では有名で、ビートルズがいなかったらTHE BLUE HEARTSの数々の名曲もこの世に登場していなかったのかも知れません。

現在のTHE BLUE HEARTSを知らない方たちからすれば特段何とも思わないかも知れませんが、青春時代を昭和時代で過ごしてきたワタシのような人間にとっては今のグループユニットでは感じることが少なくなってきたライブ感や元気の良さが全面に溢れ出てた最高のバンドでした。

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7冠を受賞したSnow Manはすごいの?

日本ゴールドディスク大賞は色々な賞ごとに細かく区分されていて、総合大賞を含めて全部で70の部門賞があります。

SnowManは今回そのうち年間総合大賞2連覇を含む7部門で受賞したとして報道され話題となりました。受賞数の1割をSnowManが占めているのはとても凄いことではないでしょうか。

SnowManの受賞した7つの賞
・アーティスト・オブ・ザ・イヤー
・アルバム・オブ・ザ・イヤー
・ベスト5アルバム
・ミュージック・オブ・ザ・イヤー
・ベスト3ミュージック・ビデオ
・ベスト5シングル×2

アーティスト・オブ・ザ・イヤーは2年連続受賞、各部門賞は6部門で受賞、アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した”Snow Labo. S2”は昨年に引き続き出荷枚数100万枚突破でミリオン達成するなど、勢いが止まりませんね。

ココ最近のジャニーズの特色とでも言うのか「バラエティ色」色濃く反映されてきてるような気がしており、SnowManにしても今ではドッキリの対象者として選抜される様になってしまいました。

一昔前のジャニーズ絵は想像もできなかったことが今では当たり前のように行われているので、「何だか安っぽくなった」と、実際に目にするまではどこか軽視していた部分があったのですが、ただのイケメングループじゃないですねSnowManは。

バラエティ番組でのトークの面白さやノリの良さ、一方歌やダンスのクオリティの高さとのギャップが不思議な感覚に陥り、「職人集団」と称されるだけあって大勢のメンバーでありながらも個々の個性を出しつつグループ全体を活かる自分の立場をわきまえた存在感が、デビューまで苦労してきただけあって洗練されていると思います、

日本ゴールドディスク大賞クラスとなると、当人たちの意思だけで達成することは到底できないので、サポートスタッフをはじめ関係者、ファンが一丸となって目標達成に向けた取り組むをそれぞれ行う必要があるのですが、その結果がこの映えある賞の数々に表れています。

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ホントのところ日本ゴールドディスク大賞ってすごいの?

日本ゴールドディスク大賞と聞けば、その時々で一番人気があるアーティストなんだろうなと毎年この時期になると思っていますが、時代の移り変わりとともに同賞の存在意義も少なからず変わってきているのかも知れません。

一昔前であれば、日本ゴールドディスク大賞といえば日本レコード大賞と並んで「国民的大賞」といった側面も無きにしも非ずだったのですが、現在における同賞制度は一部に特化した盛り上がりを感じざるを得ない部分があるのではないでしょうか。

有線放送が聞こえなくなって久しい最近では、日本ゴールドディスク大賞を受賞もしくはノミネートされた作品であっても知らない楽曲が少なくありません。

YouTubeサブスクが発達して手軽に音楽に触れられる環境が格段に進歩したとはいえ、自分にとって必要な音楽ばかりに接してしまう機会も多くなってしまったのではないでしょうか。

その点、リクエスト方式の有線放送は自分が聴きたい聴きたくないに関係なく聴こえていたので、無意識に自分の興味外の曲であっても知れたのは凄く大きなことだと思います。

・昔なら「有線」がながれてたから、その年に流行った歌が子供から高齢者まで知っていたけど、今はそれが無いよなぁ

・本当に売上と認知度の差がすごいね。 昔は売れた曲ってほとんどの人が知っててサビなら口ずさめるって感じだったけど、今は全然違う。 CDはもはやファンのコレクションアイテムと同じで、本当に売れた曲というならせめてダウンロード数を入れないと無意味な気がする

引用元:Yahoo!ニュース

ネット上ではこういった意見も散見されますように、日本ゴールドディスク大賞のカウント方式がCDやDVD等の販売に限っているため、ダウンロードやストリーミングに参入しないジャニーズの営業方針はどうしても有利になってしまうかも知れません。

また、オマケ付録ありきの初回限定特典なども、本来の目的を外れてコレクターまたは高額転売目的の域になって感が否めません。

そこまで応援をするファンの存在が大きいのは当然ながら、何か本来の制度趣旨とは異なってきてるような気が・・・と言いつつも、このような話は我々の親世代も同様に感じていたことであって、「最近の若い人は・・・」と世代交代の度に脈々と受け継がれていくものなのかも知れません。

しかし、SnowManの努力とそれを後押しするファンや関係者の総力が揺るぎない結果を出したことは事実です。アルバム出荷枚数100万枚突破って、日本国民の100人に1人がSnowManのアルバムを持っている計算になりますが、実はものすごい数です。

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日本ゴールドディスク大賞と似た受賞制度はなに?

音楽活動の評価制度は日本ゴールドディスク大賞だけではありません。

・オリコン年間ランキング
・日本レコード大賞ビルボード・ジャパン・ミュージック・アワード
・グラミー賞
・日本歌謡大賞
・全日本有線放送大賞
上記に挙げた例以外にも国内外を問わず様々な受賞制度があり、それぞれ独自の評価基準でアーティストの評価を行っています。
どの賞が凄いとか劣っているとかではありませんが、売り方が上手かったり、プロモーションが良かったり、組織的な力技が大きな部分を占めている上に、その時々の業界内のパワーバランスも影響を及ぼす要因となっているのではないかと囁かれています。

引用元:Yahoo!ニュース

大人の事情が色濃く映し出された内容ですが、実社会で大人の事情が介入しない事象が無い方がむしろ珍しいと思って割り切りましょう。

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日本ゴールドディスク大賞とは何なの?すごいの?【まとめ】

「日本ゴールドディスク大賞とは何なの?すごいの?」についてお伝えしましたが、結論はSnowManのアーティスト・オブ・ザ・イヤー2冠を含め計7冠受賞は素晴らしい功績だと思います。

例えるならば、SnowManの頑張りとそれを後押ししてくれる多くに人たちとの共同作業の成果が形になったのではないでしょうか。

時代の移り変わりとともに音楽との関わり合い方も変わり、国民的な娯楽絵あった歌謡番組は姿を消して、YouTubeやサブスク等のネット配信が勢力をましてきている現状、発足当時の制度趣旨が全て現在に通用するかは不明ではありますが、この度の結果はいちファンとしては嬉しく思います。

願わくば次期の受賞も視野に今後のSnowManメンバーの益々の活躍を期待しています。

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