春の味覚の代名詞の1つ「タケノコ(孟宗竹)」のアク抜きの方法と手順をお伝えします。
難しいと思われがちなタケノコの下処理が家庭でも手軽で簡単に3ステップで終わります。
ここで紹介する方法で実際に茹でタケノコを20年以上に渡り販売もしていますので、不要な部分は省き、必要な部分は残し修正し、経験と実績に裏付けられて辿り着いた「究極の筍のアク抜き方法」です!
たけのこのアク抜き方法と手順!簡単3ステップで下処理完了
たけのこのアク抜き方法をネットで調べて見ると様々なやり方が紹介されているのが確認できますが、もう何も考えずに以下の方法と手順で行ってみてください。
これまで抱いていたタケノコへの「面倒臭い」イメージが一変すること間違いありません。
皮を剥いたタケノコを水から加熱し沸騰後1時間茹でて一晩冷ます
米ぬかや重曹等を入れる必要は一切ありません!水だけで十分です!
圧力鍋も不要です!タケノコが入れば普段使っている鍋で問題ありません!
1・タケノコの皮を剥く
2・タケノコが浸かるまで水を鍋に入れて加熱し沸騰したら適宜アク取りを行い1時間茹でる
3・火を止めてそのまま一晩放置し自然に冷めるのを待つ
たけのこのアク抜き方法と手順はたったこれだけです。
一般的に見聞きするたけのこのアク抜き方法は以下のような感じですが、どれも必要ありません!
・米の研ぎ汁で茹でる
・茹で汁に米ぬかや炭酸(重曹)・灰を加えて茹でる
・生米を加えて茹でる
・鷹の爪(赤唐辛子)を入れて茹でる
・圧力鍋を使用する
たけのこのアク抜き方法・手順①タケノコの皮を剥いて適当に切る
たけのこのアク抜きの際、皮を剥かないまま茹でる方法もありますが、皮は剥いて茹でるのがオススメです。
その理由として、採った状態のタケノコは大半が食べることができない外皮で占めているため、その分鍋に入る数が減り一度に茹でられる量が少なくなってしまいます。
なので茹でる前に皮は剥いてしまいましょう!
たけのこのアク抜き方法・手順②鍋にタケノコを入れて水から茹でる
たけのこのアク抜きに使用する鍋はなにも圧力鍋でなくても十分です。
家庭で普段使用している鍋の中で一番大きいサイズを使えば問題ありません。
タケノコが全体が浸るまで水を鍋に入れて、必ず「水から加熱」します。
しばらくするとアクが浮いてくるので適宜取り除きますがある程度で良いです。
沸騰したらそのまま吹きこぼれない程度の火力で1時間茹で続けます。
必ず水から加熱を行い沸騰後1時間茹でてください!
たけのこのアク抜き方法・手順③一晩放置して自然に冷めるのを待つ
1時間経過したら火を止め、そのまま一晩放置します。
時間の経過と共に徐々に鍋の温度が下がるに伴ってタケノコのアクも一緒に抜けていきます。
ただし、急ぎであればこの工程は端折っても構いません。
茹でたての熱々でも十分に美味しく食べられるほどにアクは消え去っていますので、時間が許せば行なってください。美味しく食べるための最後の詰めの一手といった感じです。
たけのこは春先の穂先以外にも育ち過ぎた幼竹も美味しい
タケノコは早ければ11月・12月のまだ春も遠い雪の降る時期から収穫が期待できます。
「早堀り筍」として通常時期よりも高値で取引されるため、高級料亭などで春の味覚として提供されることが殆どです。
確かに小さな筍の柔らかい穂先部分の美味しさは1年待っただけある程の代物です。
タケノコの旬は短く早ければ3月・4月には人の背丈を超える大きさ荷まで成長したタケノコをアチコチで見掛けることができます。
この成長が進み過ぎた筍を「幼竹」といい、要は竹になる一歩手前のタケノコです。
この育ち過ぎたタケノコも節の部分を取り除けばまだ食することが可能で、穂先と違いコリコリとした食感が楽しめるまた別のタケノコとして非常に美味しく食べられます。
好みにもよりますが、敢えてこのコリコリした食感を求めて大きく成長するまで収穫を待つタケノコ愛好者もいるほどです。
たけのこの美味しくて簡単なアク抜き方法と手順!【まとめ】
今回は春の味覚タケノコを美味しく食べるためのアク抜き方法と手順をお伝えしました。
難しいことは何一つありません。
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