高級住宅地の東京・港区元麻布の新築工事現場で死亡事故が発生しました。
整地作業に伴う掘削作業中に隣の家のブロック塀が倒れ、付近で作業を行っていた20代の男性作業員がその下敷きになったとみられています。
男性作業員は意識不明の重体で病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
閑静な高級住宅地で起きた痛ましい事故現場の場所はどこなのでしょうか?
港区元麻布の事故現場はどこ?倒壊した隣家のブロック塀の下敷き
事故の起きた港区元麻布の新築工事現場は、元々「元麻布マンション」という老朽化した集合住宅が立っていた場所で、現在は取り壊されて更地になっており、新たに2階建ての新築一戸建てが建築される予定で工事が進められていました。
事故現場の場所は以下の通りです。
住所:〒106-0046 東京都港区元麻布2丁目12-3
ニュースで現地周辺の状況が報じられていました。
画像引用:日テレNEWS
報道での周辺状況と、GoogleMapやGoogleEarthで表示される現地周辺状況とが一致しませんが、周りの建物の状況などから間違いありません。
画像引用:Google Earth
また、Google ストリートビューでは何故か現場前だけ通ることができなくなっており、もしかしたら事故の影響で何らかの対策が採られている影響なのかも知れません。
倒壊したブロックの下敷きによる死亡事故に世間の反応は?
ブロック塀倒れ下敷きに 20代男性作業員が死亡 東京・港区元麻布https://t.co/VkgADi4RKq#日テレNEWS
— 日テレNEWS (@news24ntv) August 2, 2023
工事中の事故との事で詳細が不明ですが、倒壊防止の支え等の対策はされてなかったのでしょうか? コストカットと工期と利益の為に安全が蔑ろにされるのはいつもの事とはいえ命の価値が安い国ですね。
現在の法律だと高さ2.2メートルまでしか作れません、それ以上だとかなり昔に作られた高いだと思います、隣との境界でブロック塀はそんなに高くすると当然倒れますよね、どちら側のブロック塀なのでしょうか?
ニュースでは、高さ4-5mとの事ですが 映像を見る限りでは、画面録画右上にある1階が赤色系、2階が白色系のツートンカラーのお宅との境界ブロックの一部が倒れたのだろうと思います (救助で倒れたブロックは撤去済みのようだが、ブロック塀が途切れて隣の家が丸見えの部分が一部に見える) 4-5mの高さがあれば、2階の床よりも少し高いはずですが、残ってるブロックをみると、そこまでの高さは無い模様で、目測2.5m程度に見えます 倒壊した幅が4〜5mあるように見えるので 幅と高さを間違って報道してるかも?
引用元:yahoo!ニュース
「隣家のブロック塀」が倒壊した事故内容のようですが、報道各社によって「塀の高さと幅」の表記が異なっているようです。
高さが4〜5メートルと伝えている日テレ系の報道は、おそらく「幅4〜5メートル」の間違いではないでしょうか?
仮にそんな高い塀がブロック作りだったとしたら恐ろしい限りです。現実的に無いです。
基本的には、建築基準法や建築基準法施行令などの法令によって、家のブロック塀にも「基準」が定められており、高さの制限や壁の厚み、壁の倒壊防止のための補強など、色々な項目がありますが、「鉄筋を入れる」のは必須項目となります。
しかしながら、ブロック塀に関する構造基準が制定されたのは、今から60年近くも前の昭和45年なので、それ以前に建築された構造物に関しては規制の範囲外につきもし現存していれば無筋の可能性はあります。
昭和45年以降に建造されたブロック塀でもし鉄筋が入っていなければ、法令違反となります。
とは言え、工事を安く上げる為にいわゆる手抜き工事で鉄筋を入れないもしくは規定量よりも少なく施工する構造物も少なくありません。
現在ではまず無いでしょうが、たとえば昭和の時代に建造されたブロック塀などは強度不足に該当する場合がありますのでご注意下さい。
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