鹿児島県の最古の温泉と言われる名湯・川内高城温泉。
鹿児島県の薩摩川内市の山の中にある小じんまりとした温泉街でとても風情があります。
日本の名湯百選にも選出された地元の名湯と名高いその泉質は果たしてどんな感じなのでしょうか。
温泉好きがお伝えする温泉情報 〜第5回・川内高城温泉 竹屋別館〜
気付けばもう5回目のおすすめ温泉となります。
何故かもう既に第4回でNo,1が確定してしまいましたが、その他の温泉が劣っている訳でもなく、今からおすすめする高城温泉がショボい訳でも全くもってありませんので悪しからずご了承くださいませm(__)m
たまたま今のワタシの心身状態と日奈久温泉東湯とのフィーリングが噛み合っただけです。
↓ 過去4回のおすすめ温泉情報はコチラ ↓
では早速川内高城温泉について見ていくことにしましょう!
一瞬で感じるヌルヌル泉質はph9.1
高城温泉の特徴として、何を差し置いてもその浴感に尽きると思います。
湯船に浸かると瞬時に分かるヌルヌル感は、温泉王国鹿児島県内屈指の名湯と名高い高城温泉ならではの泉質であると言えるでしょう。
源泉の泉質はph9.1以上と公表されていて一般的に言うトロトロ湯の部類に入るph値で、鹿児島県内でも希少なアルカリ性の温泉とのことです。
無色透明ですが温泉らしい硫黄の香りが特徴的な温泉です。
第2回で紹介しました花立山温泉がph10.1の同じようなトロトロの泉質ではありましたが、実際に浸かってみた感じとしては高城温泉の方がph値こそ低いもののヌルヌル度は顕著に分かると感じました。このヌルヌルはクセになりますよ。
3つの浴槽で異なる浴感を楽しむ
高城温泉 竹屋別館大浴場は3つの浴槽があり湯温と浴槽の作りが異なるので、それぞれ違った浴感を楽しむことが出来ます。
基本的には大きな浴槽の真ん中に仕切りを設け、片方側は源泉が直接流れ込む浴槽での比較的湯温度が高く、おおよそ45℃前後くらいだと受付のおばちゃんが教えてくれました。
45℃の湯温がどの位かというと、いきなり湯に浸かれない程度の温度だとイメージください。熱くて小さな子供はおそらく入れないと思います。ウチの子供は入れません。
中仕切りのもう片方側は源泉側を超えた湯が適度に冷まされて流れ込んでいるので、「気持ち良いー」と感じる湯温になっています。
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高城温泉郷にはいくつもの温泉施設がありますが、基本的にどこの温泉でもこの大きな浴槽の真ん中に仕切りがあるスタイルは同じです。これが高城温泉です。
で、3つ目の浴槽が檜風呂です。
前述の浴槽とは離れて設置してあり、お湯もヌルいのでゆっくり浸かるにはもってこいです。ヒノキの香りとヌルヌル感が心身ともにリラックスをさせてくれます。
飲んでもウマい!
高城温泉は飲んでもウマいんです。竹のコップが置いてあるので、各人自由に源泉を汲んではゴクゴク飲んでます。
- 入浴して汗かいたら温泉をゴクゴク。
- ひと休憩してからまた温泉をゴクゴク。
- また入浴して汗をかく。
こんな入浴サイクルで皆さん温泉を飲まれているようです。
飲用した感じとしては、トロッとした柔らかい口当たりで結構熱いです。喉を通った後に鼻から抜ける硫黄の香りが特徴的です。
ウチの子供曰く「ゆでたまご」だそうです。
この温泉で割った芋焼酎のお湯割りは抜群にウマいです!芋臭さに硫黄臭さが加わり良い臭さに変化します!ムチャクチャ美味しいですよ!
そのうち紹介しますが、出水市の湯川内温泉の源泉で割ったお湯割りを飲んでワタシは芋焼酎を美味しいと思い飲めるようになりました。その湯川内温泉と似た口当たりのお湯です。
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2つの源泉の配合具合により異なる泉質を楽しむ
川内高城温泉は2つの源泉を書く温泉施設で分け合って利用しているため、その混ざり具合等によって微妙に湯質が異なり、「同じ高城温泉だからどこで入浴しても同じ」とはなりませんのでご注意を。
湯質然り、そこそこの雰囲気も大事なポイントになりますので、お好みの温泉宿が見つかると良いですね。
【結論】川内高城温泉の泉質はどうだったの?
これは文句無しに良いですね!
やはり泉質が素晴らしい。県内屈指の名湯と謳っているだけあります。その名湯を色々な浴槽で堪能できるってのがまた嬉しい。
飲用してみて独特の芳香が嫌いじゃなければ、ワタシのようにお酒を飲まれる方にとっては特におすすめできる温泉なんじゃないかと思ってます。
西郷隆盛さんが愛用したのも納得の川内高城温泉でした。
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