【開聞温泉】鹿児島の知られざる名湯・秘湯!泉質や効能等の感想

温泉王国鹿児島県の指宿からは有名な砂風呂ではなく隠れた名湯開聞温泉を紹介します。

地元民御用達の温泉の飾らない雰囲気が良い感じの温泉施設です。

ガイドブックにはまず乗らないであろう鹿児島の秘湯をご覧ください。

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温泉好きがお伝えする温泉情報 〜第6回・指宿 開聞温泉〜

今回は一風変わった温泉を紹介したいと思います。

あまり認知されていないけど泉質が良い温泉で、かつ子供と一緒に楽しめる温泉施設をテーマにワタシの基準でお伝えしていますので、評価が異なる部分も当然あるとは思いますが最後までご覧ください。

↓過去のおすすめ温泉はコチラ↓

おすすめ温泉第1回・杖立温泉 白水荘

おすすめ温泉第2回・花立山温泉 カルナパーク

おすすめ温泉第3回・筋湯温泉 共同浴場打たせ湯

おすすめ温泉第4回・日奈久温泉 東湯

おすすめ温泉第5回・川内高城温泉 竹屋別館大浴場

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熱すぎて入れない!

まずね、

 

はいれません!

 

こんな熱いの入れないですよ。

 

この開聞温泉に対するワタシの想像ですが、鹿児島って桜島という活火山があるじゃないですか、てことは地面の下にはマグマがボコボコ湧いてムチャクチャ大変なことになっているんだと思うんです。

で、調べましたが、やっぱりそのようです。

保子さんのお父さんの代に手掘りで掘削された温泉で、当時は海辺に湯気が出ており、その付近はピョンピョン飛んで歩かないとならないほど熱かったそうです。

引用元:知られざる地元の名泉

だから指宿とか地熱を利用した砂蒸し風呂があるように、とにかく地面の下はヤバいことになっているんですよ。

で、この開聞温泉は地面の下でマグマくんに結構熱せられた結果、人様が入浴できない温度にまでなってしまったということですハイ。

当時、ワタシと小学生くんと才の弟くんの3人で入浴しようとしましたが、秒で断念しました

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熱すぎるお湯に子供は大喜び

もう子供たちが喜ぶ喜ぶ!「あちー」ってキャッキャはしゃぐことはしゃぐこと。

 

にいちゃんあちー!

 

熱くて入れないっていうだけで全力で喜べる子供の無邪気さって素晴らしいなーって改めて思いましたね、知らない土地の浴室内を素っ裸で。

子供の年と同じだけ親としての年齢を重ねていくんだな・・・とつくづく勉強になります。ほんと、子供から沢山教えてもらうことがあるんですよね。ワタシがたまたま先に生まれてちょっと生きた年数が多いだけで、親として、子としての年齢は同じなんだなと。

たかがお風呂に入る事かもしれませんがそれを介して様々な発見に出会えるのも温泉巡りの醍醐味だと思います。

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師匠が湯定めを行われた

我々3人が熱すぎる風呂を目の前にして騒いでいると、地元の有力者と思われる強大なコスモを放つ地元の重鎮(以下師匠と呼ぶ)が静かに入ってきた。

子供も何かを悟ったのであろう、ピタリと静まった・・・

浴槽の前にしゃがみ込み、湯音を指先で確認すると、今日のお湯の状態は非常に良いと師匠は仰ったがその意図が伺い知れず、「どういうことですか?」と恐る恐る質問をしてみると、「水で薄めるからいい」ということでした。

あーなるほど!「Good」ではなく「OK」ということだったのですね。なるほど・・・

 

わからねー!

 

温泉は自然からの贈り物につきその日その日でお湯の状態が異なると師匠からご教授頂きました。

この開聞温泉は普段から比較的熱めの温泉みたいなのですが、その時は殊更熱かったそうですが、1mmたりとも動揺を見せない師匠の姿に長年のキャリアを感じられずにはいられませんでした。

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ホースで水を入れましょう

写真に青いホースが巻いてあるのが確認できると思いますが、そのホースを使って水を浴槽に入れていきますがそこはあ厳かな手順に沿って行われるまさに神事。

  1. 青いホースを伸ばす
  2. 壁面の蛇口を下に向ける
  3. 蛇口にホースを挿す
  4. 水を出す

この4つもの工程を経て適宜湯温を確認しながら待つこと約20分。ようやく入浴可能な湯温になりましたが、それまでの間5人の男たちは衣服も身につけることもなく皆体育座りをしてその時をジッと待っていたのですから今思えばギャグですよね。

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泉質や浴感はどんな感じ?

お~気持ち良い!素っ裸で待ち続けた苦労が報われた瞬間です。

開聞温泉の泉質は正式には含塩化土類弱食塩泉というらしく、塩分と鉄分が含まれるお湯質で、写真で確認できるようにお湯の色が茶褐色でん浴槽の底が見えないほどの濁り方です。

お湯感の第一印象としてはサラッとして入るがトロっとした感じは無い。どちらかと言えば鉄泉らしくちょっとギスギスしたような感じの手触りだと感じました。

味も塩っ気が強く海の近くなんだなーということを感じさせてくれるお湯です。

ストレートに言えば、鉄臭くてしょっぱいお湯です。

師匠曰く、この日は茶色く濁っているが日によってては透明になったり、青っぽくなったりするときもあるというから自然の力って不思議だ。

ワタシが以前住んでいた場所も海沿いの街だったので温泉といえば塩化物泉でした。地域の方達はこの塩化物泉を塩湯と読んで日常生活と一緒に親しんでいました。

塩湯は皮膚疾患に良いと良く言われているのであせもとか湿疹の症状がある際に塩湯に浸かると良いと当時教えてもらいました。

赤ちゃんなんかもあせもの時には海水につけると良いって事は昔から聞いていたので、うちの子供達は何かにつけて海に浸けられてましたよ。それと同じ理屈なんじゃないでしょうか。

浴槽も浴室の床も水のパイプも茶色く変色して温泉成分が固着していますが、それだけ成分が濃厚だという表れだと師匠が仰ってくれました。

ここまで茶色く濁った温泉はワタシの記憶の中では数えるくらいしかないので、新鮮でしたね。

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湯上がり感はどう?カサつかない?

塩化物泉の特徴といえば特徴ではありますが、髪の毛がガサついたり、肌がベタつきやすかったりしますので、湯上り後は温泉ではないお湯で洗い流すのが良いと思います。

本当は温泉成分を洗い流さないほうが良いのかも知れませんけれども、ワタシは洗い流してから上がるタイプです。

で、ツルツル感は最初から求めていなかったのですが、思ったよりもカサつき・つっぱり感がないのが印象的でした。

海水浴を思い出してみてください。海から上がってそのまま乾くと皮膚の表面が白く塩吹きますよね。髪の毛もガサガサになりませんでしたか?

海水浴も塩化物泉も似たようなものですので、同じような状態になるのかな?と思いきやそんなに気にならない湯上がり感なのは塩や鉄以外の温泉成分のおかげなのでしょうか。

しっとり感はありませんのでお肌のお手入れグッズは用意しておいた方が良いと思います。

また、塩湯の効能なのか湯冷めしにくく、いつまでも汗が引かないくらいポカポカします。

水を足さなくてもいきなり入れるのであれば冬時期に訪れてみたい温泉です。水を足さなきゃ入れないのならイヤですね。もう素っ裸で20分も待ちたくないですワタシ

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開聞温泉はこんな感じの温泉です。

開聞温泉は指宿の海の近くにある多分観光客がココ目当てに来ることは無いのでは?と思わせてくれる地元民愛用の温泉です。

敷地の入り口に家と思われる建物があるので一見ひとん家かな?と思いますが、気にせず敷地内に入場してどこでも空いている所に停めてください。

多くの人がGoogleマップでナビ設定すると思いますが、開聞温泉の所在地は確かに表示してくれますが、ルートがダメダメです。

道なき道をぐるーーーーーーっと延々遠回りさせられた挙げ句道が違う・・・

結局地元の方に聞いて無事行けましたが、時にGoogleのナビって予想以上にポンコツな時があるので、音声案内に違和感を感じたら地元の方を探して道を尋ねることをおすすめします。

開聞温泉の泉質はお肌がツルツルになるというよりも、強力な塩感が「きくぅ〜!」って感じで身体に浸透していくような泉質のように思いますので、美肌ツルツル系をお求めの方にはおすすめは致しません。

効能としては胃腸、手術跡、汗疹などに効くそうです。これまでに全国から何万人もの方がいらっしゃったとか。昔は馬や牛といった家畜がどの家庭でも非常に大事にされていて、温泉で家畜を洗うとダニがいなくなったそうです。

引用元:知られざる地元の名泉

これだけ多くの方が訪れてきたのは開聞温泉のお湯にツルツル以外の効能を期待してのことだと思います。

泉質に対してしょっぱいだの硬いだの表現してはいますが、とても気持ちの良い温泉です。是非一度ご覧になってみては如何でしょうか。

以上、鹿児島県から指宿の開聞温泉のご紹介でした。

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