2023年5月22日〜開催されているテニスの全仏オープンに女子ダブルスで出場している加藤未唯選手が3回戦でまさかの失格処分となっていまいました。
大きな物議を巻き起こしている問題の事件とは一体何だったのでしょうか?
今回は、「加藤未唯が失格になった理由はなぜ?問題の動画に同情や擁護の声」と題して、問題となっている部分の動画と併せて、加藤未唯選手が失格になった理由や多く寄せられる道場や擁護の声を見ていきましょう。
加藤未唯が失格処分を言い渡される原因となった問題の動画
問題が起きた試合は、全仏オープンテニスの第3回戦で、加藤未唯選手は アルディラ・スーチャディ(インドネシア)とペアを組んでマリー・ブズコバ(チェコ)・サラ・ソリベス・トルモ(スペイン)組との対戦です。
加藤未唯選手が自身のコート上に転がっていたボールをバックハンドで相手コートに打ち返したのですが、予想外に打球が長くなってしまい、相手コート奥に立っていたボールガールの頭部を直撃してしまいました。
突然ボールを頭部に受けたショックからか、ボールガールは泣き出してしまいます。
加藤未唯選手はボールガールに謝罪をしましたが、相手選手は主審に異議を申し立てます。
その結果、当初は警告で済んでいた処分が失格処分へとなってしまいました。
#全仏オープン#加藤未唯 pic.twitter.com/d5PY72bl2N
— RS Tennis (@rstennis62) June 4, 2023
警告処分を受け、一度はボールガールとも和解をしたようにも見受けられたのですが、相手選手の執拗な抗議によって失格処分へと変更してしまいました。
相手のマリー・ブズコバ(Marie Bouzkova)選手に非難が殺到
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必要以上な抗議により相手選手の失格を要求したとして、マリー・ブズコバ選手(チェコ)の公式Instagramには非難のコメントが殺到しています。
サラ・ソリベス・トルモ(Sara Sorribes Tormo)にも非難の声
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ペアを組むサラ・ソリベス・トルモ選手(スペイン)にも、マリー・ブズコバ選手(チェコ)と同様に、主審への執拗な抗議により相手選手の失格を要求したとして、公式Instagramには非難のコメントが殺到しています。
加藤未唯の公式Instagramに寄せられる同情と擁護の声
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加藤未唯さんの公式Instagramには同情や擁護のコメントが多く寄せられていて、SNS上でも賛否両論あるものの、重すぎる処失格分に批判が集まっています。
これで失格は可哀想すぎる。
動画を見てもボールを渡しただけにしか見えない。当たっちゃったのは事実だけど。ボールガールがキャッチできてたら、泣かなかったら、相手が抗議してなかったら、失格ではないの?
他の試合で同じ様な状況でも警告で済む事は沢山ある。
じゃあ、基準は何? https://t.co/PHWqMmvARm
— Misaki Doi 土居美咲 (@MisakiDoiTennis) June 4, 2023
#全仏オープン
ワンバンさせなかった加藤未唯選手に落ち度はあるが、即失格になるような悪質なものではない。
気の毒だがこの程度で泣いてもらいたくない。選手を気持ちよくプレイさせるのが裏方の仕事。
抗議した相手選手もおかしい。 pic.twitter.com/MNRVqvPnBh— 青葉K (@QinggengKsk) June 4, 2023
あのふんわりとしたスイングだと故意ではないし故意に当てる動機もない。俺等もたまにあるけどワンバンにするつもりが少し大きくなっただけだろう。もちろん批難されることだが厳しすぎる処分だ。#加藤未唯
— ゆうけん (@yuken_tennis) June 4, 2023
審判の対応悪さが話をややこしくしてる
ボーラーにボールをぶつけて失格、は過去にも例があるのだからはじめからもっとしっかり検証すべきだった。それを怠って相手側の抗議があってから裁定を変えたものだから相手側が悪いみたいな批判が起きる。
https://t.co/O4713Knyez— マリマス ざ ねくろまんさぁ (@totetsu0018) June 4, 2023
これさー色々論争が起こってるけど、プロ野球の危険球退場と同じじゃないの?意図的とか関係なくノーバンで相手が見ているかも確認せずにボールを打った行為が問題じゃないの?判定の過程と内容は検証が必要かも知れんけど少なくとも加藤未唯さんがした行為は問題に値すると思うけど。 https://t.co/BtYQnLa0rO
— ふ (@Kurage_423_22) June 4, 2023
確かに起きた事実だけで考えれば、加藤未唯選手の行為自体は避難されても仕方ないと思います。
「軽く打ち返しただけ」「ちょっと当たったくらいで泣くな」「よそ見するな」など、ボールガールが責め立てられるのは間違いですし、そもそもノーバウンドで打ち返す必要はありません。
打ち損じたのであれば当然非がありますし、意図的でないにしてもこのようなスポーツマンシップに反するような行為は許されるできではないとも思います。
しかしながら、この事をもって失格処分を言い渡すのは余りにも重すぎるペナルティではないようにも感じられますが、たとえばプロ野球界でも故意では無いにしても頭部への危険球は一発退場に課せられるルールもあるため、何とも言えませんが、品性を欠いた行為に対する処分基準が曖昧な部分が露呈したことは間違いありません。
この一件で、「加藤未唯を失格にさせたボールガールは誰だ!」みたいに、ボールガールを務めた少女が更に変な注目が集まらなければ良いのですが・・・
加藤未唯は公式Twitterで改めて謝罪を表明
I would like to sincerely apologize to the Ball Girl, my partner Aldila&Team, & my supporters because of today’s unfortunate mishap. It was completely unintentional.
As a result, I am penalized by RG by forfeiting my prize money & points. I appreciate all your continued support!— Miyu Kato / 加藤 未唯 (@miyukato1121) June 4, 2023
加藤未唯選手は自身の公式Twitterにて、今回の問題の行為についてボールガールやパートナー・チーム・サポーター改めて謝罪するとともに、ペナルティが課せられたことを明らかにしました。
「今日の不幸な事故により、ボールガール、パートナーのアルディラとチーム、そして私のサポーターに心から謝罪したいと思います。完全に意図的なものではありませんでした。結果、ローランギャロスから賞金とポイントを没収されるペナルティーを受けることになりました。これからもサポートよろしくお願いします!」
引用元:Twitter
このペナルティに関して、同じプロテニスプレーヤー土居美咲選手は自身のTwitterで過度な処分の不当性を訴えています。
賞金とポイント剥奪。。
ありえない。。 https://t.co/4Xx3HeEOl0— Misaki Doi 土居美咲 (@MisakiDoiTennis) June 4, 2023
大坂なおみ選手のコーチを務めていたサーシャ・バイン氏もコメントを発しています。
謝る必要はない。ITF(国際テニス連盟)に訴えなければならない。たとえ勝訴したとしても、それはあなたが望んだことではないだろう。あなたはコートに立つために懸命に働いてきたのに、その機会を奪われたことは残念だ。でも、前向きに、そしてベストを尽くしてほしい
引用元:dニュース
加藤未唯選手の起こしてしまった行為自体は確かに避難されるべきものかも知れませんが、必要以上に課せられた重い処分とその後のペナルティの数々、そもそも不透明な処分基準や相手選手の抗議によって左右される処分結果に本質的な問題の根源が隠されているのではないでしょうか。
自らの行いはきちんと反省して、気持ち新たに次のステージで活躍してほしいですね。
あわよくば理不尽な抗議を行なった相手選手や不可解な処分を下した主審を見返してやるくらいの成果を挙げてほしいですし、その事により、一番ショックを受けているであろうボールガールの心のケアにも繋がってほしいと願います。
加藤未唯が失格になった理由はなぜ?問題となった動画【まとめ】
今回は、「加藤未唯が失格になった理由はなぜ?問題の動画に同情や擁護の声」をテーマに、問題となっている部分の動画と併せて、加藤未唯選手が失格になった理由や多く寄せられる同情や擁護の声を確認してきました。
決してワザと行なった行為ではないと信じていますが、行なってしまった行為自体は事実ですので、自らの行動を反省した上で、特にボールガールの少女が受けた精神的なショックの救済に力を尽くしてほしいと願います。
その上で、相手選手のスポーツマンシップに反する抗議やコロコロ2転3転する処分内容の処分基準など、一概に加藤未唯選手だけが全ての責任を負う必要があるのかについては疑問が残ります。
周りの批判的な意見を一蹴するくらいのパフォーマンスを次の試合で期待しています!
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