X JAPANの前身「X」の人気絶頂期のメンバーとして、また、良き音楽の理解者として仲間として憧れとして女房役として・・・常に天才YOSHIKIがリスペクトしていたHIDE（ヒデ）。
HIDE（ヒデ）は歴史的な伝説のロックバンド・横須賀サーベルタイガーの主催者でありバンドリーダーとして音楽性から感性・ファッションセンスに至るまで名実共に圧倒的な人気を誇った80年代を代表するカリスマミュージシャンの1人でした。
今回は「X JAPANのHIDE（ヒデ）が作詞・作曲した楽曲の動画が見たい！」と題しまして、X JAPANの元上手（かみて）ギタリストとして名実共に数々の伝説を残したHIDE（ヒデ）が作詞または作曲を手掛けた楽曲の動画を集めて当時の想いに浸ってみようと思います。
X JAPANのHIDE（ヒデ）が作詞・作曲した楽曲の動画が見たい！
HIDE（ヒデ）がX JAPAN在籍期に作詞または作曲を手掛けて公式にリリースされた楽曲（カッコ内は収録アルバム名）は以下の8曲が確認されています。
- Sadistic Desire（VANISHING VISION）
- XCLAMINATION（BLUE BLOOD）（作曲：HIDE&TAIJI）
- CELEBLATION（BLUE BLOOD）（作詞・作曲：HIDE）
- Miscast（Jealousy）（作詞・作曲：HIDE）
- Joker（Jealousy）（作詞・作曲：HIDE）
- Love Replica（Jealousy）（作詞・作曲：HIDE）
- DRAIN（DAHLIA）（作詞・作曲：HIDE）
- SCARS（DAHLIA）（作詞：HIDE&TOSHI 作曲・編曲：HIDE）
あくまでもX JAPAN時代のHIDEが作詞または作曲に携わった楽曲に限っていますので、SABER TIGERや zilch・ソロでの楽曲等は今回は対象から外してカウントしています。
説明不要ですが、HIDEのメロディアスでポップなロックミュージックが奏でる音楽性そのものはサーベルタイガー時代からソロ期に至るまで一貫して変わっていません。
Sadistic Desire（VANISHING VISION）作詞：YOSHIKI 作曲：HIDE
X JAPANがまだ前身の「X」としてインディーズ活動を行なっていた時代に発表された唯一のアルバムVANISHING VISIONに収録されているHIDE（ヒデ）作曲のナンバーがSadistic Desireです。
「X」として初のアルバムリリースであることに加えて、インディーズレーベルらしい荒削りのある仕上がり・年齢的な若さ故のギラついた勢いの良さなど、「X」らしい音楽性が感じられるデビューアルバムになっています。
VANISHING VISIONの中でHIDEが作曲を担当した楽曲はSadistic Desireの1曲です。
元々はHIDEがXに加入する前に組んでいたバンド・横須賀サーベルタイガーの「Sadistic Emotion」のリメイク版です。
おそらくHIDE（ヒデ）の携わる楽曲全般に通じることですが、ヘビメタを追いつつもどこかでメロディアスなポップ感を含んでいる点に、このSadistic Desireも当て嵌まります。
XCLAMINATION（BLUE BLOOD）作曲：HIDE&TAIJI
XCLAMATIONは、Xの記念すべきメジャーデビューアルバム「BLUE BLOOD」に収録されている楽曲で、HIDEとTAIJIによるインスト曲です。
大きく前半と後半と2部構成を採る楽曲で、インドのボンベイにて収録された前半の民族的メロディーはミステリアスで神秘的、後に控えるオルガズムの暴力的な演奏を前にした嵐の前の静けさは東洋の神秘すら感じられる雰囲気です。
独特の世界観を残しながら入る後半部分のTAIJIのスラップが破壊的なうねりを想像させます。
CELEBLATION（BLUE BLOOD）作詞・作曲：HIDE
CELEBRATIONは、XCLAMATIONXと同様に「BLUE BLOOD」に収録されている楽曲です。
HIDE（ヒデ）らしさが現れた、アメリカンテイスト溢れるアップテンポなロックンロールナンバーに仕上がっています。
ヘビメタバンドなんだけれども随所に遊び心が詰まったポップな楽曲は、HIDEの感性の独壇場です。
Miscast（Jealousy）作詞・作曲：HIDE
Xの3作目のアルバム「Jealousy」にはHIDEの作詞・作曲が3曲収録されています。
そのうちの一曲が「Miscast」
色々なアレンジVer.も存在しますが、やはり本家が一番格好いいです。
イントロのギターの入りや全体的な曲調はYOSHIKIではなくやはりHIDE（ヒデ）です。
Joker（Jealousy）作詞・作曲：HIDE
「Joker」も、Xの3作目のアルバム「Jealousy」に収録されたHIDEが作詞・作曲を担当した1曲です。
「Miscast」よりもHIDEらしさを感じるポップな曲調です。
ノリノリのロックンロールといった表現がシックリくるかも知れません。
”Joker 所詮ノラ犬 カサノヴァやネロにはなれない”の部分の歌詞の発想が神です。
Love Replica（Jealousy）作詞・作曲：HIDE
「Jealousy」に収録された3曲目の楽曲が「Love Replica」です。
「仮面舞踏会を思わせる幻想的で不思議な曲」とでも表現すれば良いのでしょうか、HIDE（ヒデ）がそこら辺の音を寄せ集めてプログラミングした楽曲は他にも「おもちゃ箱をひっくり返したような曲」・「おとぎ話」と言っても何らおかしくない例えではないでしょうか。
超高速楽曲「Stab Me In The Back」で最高潮にまで上り詰めたノリでこの曲調ですから、選曲した人のセンスが恐ろしいです。
また、「Love Replica」は横須賀サーベルタイガー時代には既にカタチになっていました。
DRAIN（DAHLIA）作詞・作曲：HIDE
「X」から「X JAPAN」に改名して初のアルバム「DAHLIA」にはHIDE（ヒデ）担当の楽曲が2曲収録されています。
そのうちの1曲が「DRAIN」です。
このアルバム全体に共通して言えることは、これまでのバンドサウンドではなく電子音やエフェクトなどデジタルサウンドが目立ちます。
「DRAIN」はリズミが打ち込みで、YOSHIKIがドラムで参加していないことと、ギタートラックは全てHIDE（ヒデ）が演奏をしているためPATAも楽曲に参加していないので、ToshlとHIDEとHEATHの3人による楽曲となっています。
前作のアルバム「Jealousy」と比較すると良く分かりますが、「X JAPAN」に改名以降、以前のようなハイスピードナンバーは見かけなくなりました。
その代わりにデジタル打ち込みのバラード系ナンバーが目立つようになりました。
そんな中に登場した「DRAIN」は素直にカッコいい楽曲です。
SCARS（DAHLIA）作詞：HIDE&TOSHI 作曲・編曲：HIDE
「DAHLIA」に収録されているもう1曲が「SCARS」です。
天才YOSHIKIでも表現できないロックンロールが醍醐味のHIDEの名曲で、後にシングルカットされるのも納得のカッコ良さです。
リズムやテンポ・メロディーなどHIDEらしさが前面に現れたダークな1曲です。
しかしながら、アルバム収録が先立ってしまったばかりにシングルセールスが思った程伸びなかったのは
この頃になるともはや「X」の面影は薄れつつあり「X JAPAN」としての音楽の方向性を確立しつつあるのかな？と感じます。
X JAPANのHIDE（ヒデ）が作詞・作曲した楽曲の動画が見たい！
今回は「X JAPANのHIDE（ヒデ）が作詞・作曲した楽曲の動画が見たい！」をテーマに、X JAPANの元上手（かみて）ギタリストとして名実共に数々の伝説を残したHIDE（ヒデ）が作詞または作曲を手掛けた楽曲の動画を集めてみました。
X JAPANのギタリストでありながら、HIDEが創り出す音楽の世界観はYOSHIKIとは異なるため、ボーカルをTOSHIが歌ってはいても同じX JAPANのナンバーでありながら「HIDEっぽい！」と感じてしまいます。
YOSHIKIを芸術的とするならばHIDEはロックンロールと評するのがピッタリかも知れません。
未だ色褪せることのないHIDEの残した数々の楽曲やビビッドなファッションは今でも多くのファンを魅了して止みません。
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