Hi-STANDARD(ハイスタンダード)のドラムとして活躍していた恒岡章さんがお亡くなりになりました。享年51歳でした。
心よりお悔やみ申し上げます。
名ドラムとして名を馳せた生前の恒岡章さんの活躍はどのようなものだったのかを調べてみました。
Hi-STANDARDのドラム・恒岡章が死去
人気ロックバンドHi-STANDARD(ハイスタ)のドラム恒岡章さんが2月14日に亡くなりました。享年51歳でした。
【R.I.P.】Hi-STANDARDのドラマーとして、数々のプレイヤーに影響を与えた恒岡章さんが急逝されました。享年51歳。
恒岡さんには取材はもちろん、個人的にもお世話になりました。本当に残念でなりません。
心よりご冥福をお祈りいたします。https://t.co/DKM0srJBHk
— リズム&ドラム・マガジン (@drumsmagazinejp) February 15, 2023
特に関わりの強い30〜40代の方々にとっては悲しみが大きいのではないかと思います。当時の音楽界に新しい風を吹き込んでくれたメロコアの牽引役とでも言えるのではないでしょうか。
心よりお悔やみ申し上げます。
あいみょんや木村カエラ等のサポートドラムとして活躍した恒岡章
1991年に結成したHi-STANDARDは、結成当時はツインボーカルの4人ユニットだったが脱退して現在のスリーピースバンドとなった。
小気味の良いギターサウンドとノリやすいアップテンポなメロコア曲調がおそらくは当時の中高生に絶大な人気をもたらしたことは間違いない。
同時期人気のあったGreenDay と曲調やボーカルの声質がよく似ていたので、どちらもキッズ連中の人気の的となっていた。特にワタシの場合スケーターやサーファー連中にファンが多かったように記憶している。
2000年に開催された「AIR JAM 2000」を最後にHi-STANDARDは活動休止となり、各々別々の道を歩んでいく事にはなったもののチョイチョイ活動を共にしていたようではあります。
2011年に横浜スタジアムにて「AIR JAM 2011」機にHi-STANDARDの活動を再開し、新曲をリリースしたり全国ツアーを敢行したりと精力的な活動を行っていましたが2019年あたりを境に再度活動が行われなくなりました。
公式には休止や解散宣言はしておらず個々での活動が続いていました。
あいみょんのサポートドラムとして活躍
あいみょんさんのサポートドラムとして楽曲制作に関わっていたそうです。
㊗️本日発売、あいみょん New AL『瞬間的シックスセンス』!アルバムラストを締めくくる楽曲「from 四階の角部屋」にて、會田茂一がアレンジとギター演奏を担当しました🎸ドラムは恒岡章、トランペットは柿澤健司!#あいみょん #アイゴン https://t.co/CU2CyQRmZ1 pic.twitter.com/4JRlDCruqx
— ばばちゃん (@otafukusan) February 13, 2019
また、あいみょんの世界観がバチッとくる「from 四階の角部屋」に関わっていたとは驚きです。
あいみょんさんの曲は歌詞が独特な雰囲気を持っているので言葉に負けないような曲作りはさぞ大変であったことと思いますが、そのおかげで現在有意義に堪能させて頂いています。
木村カエラのサポートドラムとして活躍
木村カエラさんのサポートドラムとしても活躍をされていたようです。
祝㊗️木村カエラちゃんNewAL『PUNKY』リリース!恒岡章もドラム演奏で参加しています!!
(収録曲:M2,M4) pic.twitter.com/rSbvFOpmFQ— ばばちゃん (@otafukusan) October 19, 2016
案外知られてないけど(?)木村カエラのMagic Musicってベースが中尾憲太郎で、ドラムが恒岡章なんですよ。NUMBER GIRLのベース×Hi-STANDARDのドラムという、とてつもなく豪華なリズム隊。曲自体も良いので、何度も聴いてしまう。
— まち (@wish_blur) September 2, 2021
心なしか曲調がハイスタを連想してしまうのは気のせいでしょうか・・・
その他様々なアーティストと共演していた恒岡章
その他本当に様々なアーティストの方々と共演されていたようで、そのドラムの腕前に加えて人柄も買われていたのではないでしょうか。
嵐とかいきものがかりとか・・・関係するアーティストの面々が凄いですね。
ハイスタ恒岡章さんのドラム
Rec参加曲。多分もっとあると思うが、
いきものがかり、嵐、高橋優、チャットモンチー、あいみょん、、、
並びがヤバい。しかもスプラトゥーンの曲で叩いていたのは正直今知った。。。 pic.twitter.com/LmvkOJ1YpR— RH_磐 (@RH_8tyg3qlmtf) February 15, 2023
しかも、スプラトゥーンなんて毎晩子供とプレイしてますけど!知らなかった!!今夜子供と対戦する際に改めて耳を済まして聴いてみます。
サントラも買っちゃうか!
音楽担当の調査員から1本の映像を受け取った。
サウンドトラック「スプラチューン」の発売を控えた、スプラトゥーンのサウンド収録の様子を撮影したものらしい。
サントラの発売を心待ちしている方も、そうでない方も、是非一度ご覧頂きたい。http://t.co/OCTxBqHM3M— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) September 14, 2015
恒岡章のドラムは上手かったのか?
恒岡章さんのドラムの腕前については様々な方が称賛の声を挙げています。
ドラムが上手いと思う日本人、恒岡章、REIJI
— ムカイチ (@MMM_MK) April 12, 2011
なんだかんだやっぱり恒岡章氏ドラム上手いなー
— NEET is tired (@kawabatired) December 7, 2012
ワタシの中でドラムに限定して音楽と向き合ったこと自体が少ないので改めて思い返してみると、Hi-STANDARDは当時他に無い新しい音楽観を生み出してくれたバンドだった。確かにこの頃を境にギターやドラムにハマるツレが増えたような気がする。
個人的には日本音楽界最強のドラマーはXのYoshikiだと中学生の頃から思っていて、実際Xに感化されてワタシはドラムを始めました。ただ、Hi-STANDARDとは比較するジャンルが全く別物なのでここでは敢えて深くは触れませんが、ツレのスケボー仲間はHi-STANDARDに憧れて音楽に目覚めました。
そのツレは「音楽一本で生きていくと」高校を中退して東京行きを決めました。
恒岡章さんのまったり映像
もう生で見聞きすることが出来ない貴重な恒岡章さんの生前の映像です。
音楽に目覚めたきっかけなどを語ってくれています。
音楽に興味を持ったきっかけが長渕剛さんで、行き着いた先がHi-STANDARDってそれもまた凄いですね。でも、長渕剛さんの声を潰す前の澄んだ声の時代の曲が今聞いても強烈にカッコいいと感じます。
長渕剛さんはもともとは合唱団にいそうな綺麗な声だったんですが、それがイヤだったらしくてウイスキーでうがいをしたり喉を某で突いて傷つけたりして何とかしてしゃがれ声にしようと苦労してきたんです。
音楽性もさることながらその生き方がまたカッコよく見えちゃいますよね。
恒岡章の訃報を悲しむファンの声
恒岡章さんの訃報を悲しむ声が後を絶ちません。
Stay Goldのツネさんのチキチキッ!っての俺は世紀の大発明くらい衝撃受けたし今でも大好き
これからもずっと大好き。
ツネさん早いっすよ…#pizzaofdeath#histandard#ハイスタ#恒岡章 pic.twitter.com/VtZG0CMAh9— りょう (@ryo73ryo73) February 15, 2023
Hi-STANDARDのドラマー、
恒岡章逝去。
世界的な
メロコアブームの
象徴的存在であり、
その
ラウドでポップなメロディは
まさに、
世界水準であった。
そう、
奴らこそ
Hi-STANDARDだった。
ツネさん、
どうか安らかに。
合掌。https://t.co/bAEhkdcCdf pic.twitter.com/4nLBoj79I2— riamn (@riamn002) February 15, 2023
LAST OF SUNNY DAYでハイスタを本格的に知ると同時に、日本でもこんなドラムを叩ける人がいるのかと、恒さんのプレイに感動したのを今でも色濃く覚えてます。
数々の感動を本当にありがとうございました。
どうぞ安らかに…。#ハイスタ#恒岡章 pic.twitter.com/mIA8k6Udb3
— “LF” TheCherryCoke$ “龍鰭” (@LFxROCKZ) February 15, 2023
Hi-STANDARDとしての恒岡章さん・ドラマーとしての恒岡章さん、世代によって抱くイメージや感情も様々でしょうが、幅広い世代から愛されてきた名ドラマーを訃報を多くの関係者が悲しんでいます。
今はただ安らかなるご冥福をお祈りします。
生前のレコーディング模様を収めた映像と新曲「I’M A RAT」配信
Hi-STANDARDコメント全文
皆さんへ 突然のことで驚かれるとは思いますが、ボク達Hi-STANDARDは新曲をリリースします。たった1曲ですがリリースします。
「I’M A RAT」という曲です。
この曲がツネちゃんのHi-STANDARDでの遺作となります。
これは昨年末、2022年12月にレコーディングされたものです。つまり、以前のアルバムから外れた未発表曲とかではありません。Hi-STANDARDの新録です。 CDのリリース予定はありません、デジタルでのリリースとなります。本日4月19日に各配信サイトにて配信開始となります。併せてリリックビデオもYouTubeにて公開いたします。
4月12日にYouTube にて公開済みである12分のレコーディングドキュメントは、このレコーディングの様子を収めた映像です。
このレコーディングでのツネちゃんはとても楽しそうで、充実した表情を浮かべ、ドラムはもの凄い切れ味でした。そしてツネちゃんもこの曲の出来にとても満足していたので、ボク達は何の迷いもなく「I’M A RAT」をリリースします。
そして発表されました通り、『SATANIC CARNIVAL 2023』にHi-STANDARDとして出演いたします。
友人のドラマー数名にお手伝いいただき、数曲ずつ叩いてもらう、というライブになります。「トリビュートライブ」とか「追悼ステージ」とか、いくつか呼称を考えましたが、どれもピンと来ず、ストレートにHi-STANDARDとして参加するということにいたしました。 ドラムをどなたにお願いするかという事前アナウンスはいたしません、当日ステージにお招きするという形で皆さんに知っていただくということにさせていただきます。
これもツネちゃんと一緒にステージに立つはずでした。そして「I’M A RAT」をお披露目するはずでした。『SATANIC CARNIVAL』に参加しないかとお誘いいただいた際にも、ツネちゃんは「やらない理由が見当たらない」と言っていました。なのでHi-STANDARDとして出演させていただきます。
ボク達3人は、今後のHi-STANDARDの活動についてよく語り合い、大きなビジョンを持っていました。いくつものプロジェクトが進行していて、「I’M A RAT」のリリース、そして『SATANIC CARNIVAL 2023』への出演は、その第一歩と位置づけていました。
その矢先にツネちゃんは亡くなりました。
音源を聴いていただいて、映像を観ていただいて、恒岡章という不世出のドラマーがいたということを忘れないようにしていただけると、これ以上の喜びはありません。
上記した「いくつもの進行中のプロジェクト」は、ツネちゃんを失った今はほとんど全てが一旦仕切り直しということになります。中には、もしかしたらこのまま頓挫してしまうものもあるでしょう。しかし残った二人でなるべく多くのことを実現させていきたい、と考えています。
まずは『SATANIC CARNIVAL 2023』でのHi-STANDARDのステージでお会いできたらうれしいです。
4月19日 Hi-STANDARD 横山健/難波章浩
引用元:ORICON NEWS
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