サッカー選手が唾や痰・口に含んだ水を吐く理由はなぜ?手鼻はOK?

キリンチャレンジカップ2023が開会し、初戦のウルグアイ戦は惜しくも引き分け試合と終わりましたが、次戦のコロンビア戦に期待しましょう!

さて、サッカーの試合を見ていてプレーよりも気になるのが「唾吐き」です。

試合中にピッチの至るところでペッ!と唾を吐きまくる選手達ですが、見た目も悪いですし、何より観ていて正直気分の良いモノではありません。唾に限らず、水分補給に飲んだ水や鼻水まで何でもアリの状態です。

今回は、「サッカー選手が唾や痰・口に含んだ水を吐く理由はなぜ?」をテーマに見ていきましょう!

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サッカー選手が唾や痰・口に含んだ水を吐く理由はなぜ?手鼻はOK?


画像引用:Qoly

冒頭お話しましたように、サッカー選手が試合中に唾を吐く光景をよく見かけますが、その理由はなぜなのでしょうか。

やむを得ない状況に陥って仕方無しにペッ!と唾を吐いている様子でもなく、特に海外サッカーの選手に至っては毒霧でも吐き出しているかの如く豪快にプシャー!と吐き出している姿さえ目撃されるほどです。

サッカー競技自体が肉体的に過酷なスポーツであることは重々承知の上なのですが、せっかく楽しく観覧しているのに気分が一気に害される感じすら覚えてしまいます。

もしかしたら素人には分からない確たる理由があるのかも知れません!

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唾を吐く理由①口内の違和感・不快感

サッカー選手は試合中激しい運動量により大量の汗を掻きます。ラインアウトやファウル等でプレーが一時的に中断するとはいえ基本的には45分間走り続ける過酷なスポーツです。

大量の発汗により体内の水分量は減少し、口内の唾液の粘度が上がり「ネバネバした状態の唾」になること自体は別に珍しいことではなく全ての選手に共通して当てはまる状況です。

この「ネバネバした状態の唾」は、ただでさえ水分量が不足している状態においてはとにかく飲み込みにくく、かといってプレーを中断する訳にも行かない選手達は仕方無しにピッチ上にペッ!と唾を吐き捨てている状況が考えられます。

私は中学生の時にコーチから唾を吐けと教わりました。何も知らない方からしたら唾を吐く行為は不快に思うかも知れないですね。

引用元:Quora

また、プレー中に転倒や選手同士の接触によって口内に埃やゴミ等の異物が混入することも考えられ、その際にもプレーを中断してまでピッチ外へ吐き出しにいくことも出来ずにその場でペッ!と輩出している可能性もあり得ます。

「マラソン中は吐き出さないで、ごくりと飲み込めばいいのに」と思う人もいますが、それは無理なのです。飲み込むことを嚥下といいますが、その時に呼吸もします。マラソン中に嚥下のために呼吸などをしていては、走りのリズムが狂ってしまいますので、選手は唾をのみ込まず、ペッと道端に吐くのです。

引用元:銀座大幸歯科

口内の違和感や不快感を解消してパフォーマンスを維持するための方法の1つとして「ネバネバした状態の唾」を吐き出すのですが、呼吸が乱れペース維持が狂うことへの危惧または体力の消耗が激しく容易に飲み込む事が出来ない状態に陥っているのも要因に挙げられます。

先のマラソンの例では理解出来ますが、サッカーの場合とは状況が明らかに異なります。

指導者としてはどんな理由があれ聖域に唾を吐くなんてのは宜しくない。水分補給のついでに口を洗えば問題ないでしょう。プロがやるから真似をしてしまう。

引用元:yahoo!知恵袋

上記の様な意見も存在することから必ずしも必要な行為では無いことから、せめて「ピッチの外で唾を吐く」配慮くらいは出来るのではないでしょうか。それが出来ないのであれば「唾を吐かない選手」は個人差で片付けられてしまうのでしょうか。

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唾を吐く理由②ストレスの軽減・精神安定的作用

唾を吐くという行為には科学的にリフレッシュ効果が認められるとされていて、唾を吐き出すことを容認するような記述もあります。

これにはとても科学的な理由がある。運動中は唾液が過剰に分泌されるため、ツバを吐く必要がある。また、選手は飲み物を一口飲んだだけで、ピッチに吐き出すことが多い。これは、キャブ・リンシングと呼ばれるもので(選手の)パフォーマンスを向上させることができると報告されている

〜中略〜

運動中に口をすすぐとリフレッシュでき、液体を飲み込むことで生じる膨満感やけいれんを回避することもできる

引用元:東スポ

言わんとしている理屈は理解しているつもりですが、だからといってピッチ上であからさまにペッ!と唾を吐く必要性がありますか?霧吹きの如く大げさに水を吐く必要があるのでしょうか?

条件的にそうせざるを得ない場面でないのであれば吐き捨てる行為を多少控えてもパフォーマンスに差し支えないように思えます。

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唾を吐く理由③相手選手への威嚇・心理的要因

あくまで推察になりますが、唾を吐く行為によって相手選手への威嚇や挑発といった心理的作戦、ぶっちゃけ申せば「ケンカ売ってる」のかも知れませんし、実際にその様な態度を採る場面も海外サッカーにおいて見かけることもあります。

ことの是非は別として露骨な態度を示すことにより、ピッチ上での存在感を高め、己の立場が上位であるかのように印象付ける心理的な要素を多々含んでいるのでしょうか。

実は実際にプレーを行う選手としては試合に集中してそんなことまで考えている訳ではないとの意見もありますが、サッカーは「長時間ピッチに立ち続けている」との理由だけで唾吐きの自由が正当化されるとは考えにくいです。

スポーツやってると集中するんでどうでもよくなるもんです

引用元:OKWAVE

科学的な効能は一旦置いておいて、純粋に「唾を吐き捨てる」行為自体について考えられる要因は大きくは以下の4点のどれかに当てはまると考えられます。

1・対外的な反骨心
2・虚勢
3・幼少期からの習慣
4・自己中心的思考
思うようなプレーが出来なかった場合や自分が考えていた流れに乗らない歯痒さから怒りや葛藤を唾を吐くことで解消の一助としています。
また、自分自身に自信がない場合に相手に悟られまいと敢えて強がってイキがった態度に出てしまう場合もあります。
幼少期の環境で習慣と化しているケースやそもそも自分のことを考えるだけで頭がいっぱい故に周りの目なんてまるで気にしてない場合もあります。
いずれにしても、科学的に唾を吐く行為に対する効果が認められるとしても、辺り構わずどこでもペッ!として良いとの結論にはならないと考えられます。
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唾を吐く理由④ただ何となくペッ!

意外とこの「何となく」との理由で無意識に唾を吐く場合が多いです。

もう唾を吐く行為自体が癖になって意味もなくただ行なってしまうので、意識的に自制をしなければ絶対に解決しません。

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サッカー選手が口に含んだ水を吐き出す理由はなぜ?


画像引用:THE ANSWER

サッカー選手がインターバルの際に水分補給と併せて口に含んだ水分を吐き捨てることが多くありますが、これは口内の不快感を水分で洗い流してリフレッシュさせているのです。

大量の発汗によって失われた体内の水分と交感神経の活発化によって唾液はネバネバした状態になり、非常に飲み込みづらい唾と化します。

一部の選手はこの唾液を嚥下せずに体外に排出することで口内の不快感を和らげていますが、更に水分を含んでうがいをすることで口内環境はスッキリします。これはパフォーマンスに大きく影響するので至るところで水を吐く行為を目にすると思います。

観戦者側からした感想としては「唾よりはマシ」といった程度で、だからといって大道芸人のような大げさな動作は必要ないと思われるところではありますが、思い切りプーッ!と水を吐き散らす行為は気分転換としての大きな役割を果たしているそうです。

運動中に口をすすぐとリフレッシュでき、液体を飲み込むことで生じる膨満感やけいれんを回避することもできる

引用元:東スポ

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サッカー選手が手鼻をする理由はなぜ?

これも唾を吐くのと同様に、溜まった鼻水を排出する目的でわざわざテッシュを使うなんて事できないので片方の鼻の穴を塞いでフンっ!て勢いよく鼻水を吹き飛ばしているのです。

体質的に鼻水が溜まりやすい人は通年ズルズルしていますが、一般的に寒い時期には鼻の粘膜の保護のため身体の防衛本能により自然に鼻水の量を増やしているので鼻が比較的出やすい状況となります。

唾も溜まって鼻も詰まっていたらパフォーマンスどころか息苦しくて仕方ないでしょうね。

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唾を吐かないサッカー選手もいる

「唾を吐かない」サッカー選手もいます。

厳密に定義することは出来ませんが、唾液の成分に個人差があるので吐かなくても問題ない体質の方も中にはいるのかも知れません。

しかしながらそれ以上に内面的な部分に影響されることの方が大きいのではないでしょうか。

1・対外的な反骨心
2・虚勢
3・幼少期からの習慣
4・自己中心的思考
前後半合わせて90分に走り切る総距離が相当な長さになることもサッカーが非常に運動量の多い激しい競技であることも多少なりとも理解しているつもりです。運動をして汗を多量にかけば口の中がネバネバして気持が悪くなる状態も経験しているので理解しています。
マラソン選手が走行中に唾を吐いていることも知っています。
ですが、明らかに必要以上に大げさで余計なアクションが目に付くのは、やはり個人のモラルによる部分が大きく占めているのではないでしょうか。

グラウンドは聖地。高校野球でもプロ野球でも一礼してグラウンドに入る・出る。整備してくれる人たちやサポーターへのリスペクト・自分自身のプライドが「唾を吐く」 という行為をさせない。

引用元:Amebaブログ

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メジャーリーグの野球選手が唾を吐くのと同じ理由?


画像引用:だんごBlog

サッカーと同じく、メジャーリーグでも唾を吐く光景が散見されます。近年では幾分減少してきた感じもありますが、それでも未だグラウンド上でペッ!と唾を吐き捨てるメジャー選手がいるのは見ていて気分が良いものではありません。

サッカー選手のケースとは違い、野球選手の場合は噛みタバコであったりヒマワリの種の食べカスであったり、サッカー選手がピッチ上で唾を吐く状況とは異なった理由から起きています。

サッカーがプレー中に殆ど休憩ができない状況である一方、野球選手は長くても数分から数十分のイニング内で「パフォーマンスの維持に必要」との理由で長らく行われてきていますが、少なくともバスケットボールやバレーボールなどの屋内競技ではプレー中に唾を吐きません。

1プレーに掛かる時間が短いことと、必要であればタイムアウトを要求できることが大きな違いだとする意見が多くありますが、タイムアウトの要求回数にも限りがあり「唾を吐きたい」理由でタイムアウトの時間を確保してくれる監督はまずいません。

そもそも試合中に「唾を吐く」という感覚すらありません。少なくとも最高のパフォーマンスを発揮するためとはいえ試合中にガムを噛むなんて到底あり得ません。

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サッカー選手が唾や痰・口に含んだ水を吐く理由はなぜ?【まとめ】


画像引用:超ワールドサッカー

今回は「サッカー選手が唾や痰・口に含んだ水を吐く理由はなぜ?」について検証していきました。

・唾液の粘度が上がりネバネバした唾となり飲み込みにくい
・口内の違和感・不快感の解消のためうがいをして吐き出す
・口内に混入した芝生や砂埃を排出する
個人差はあるものの、大きくは上記のような理由から唾を吐き出していると考えられます。
海外サッカーのスーパーゴール等、見ているだけで鳥肌が立つほどのパフォーマンスは感動すら覚えます。国内サッカーも相当レベルが高くなってきたとはいえ、やはり海外クラブチームの技術の高さとサッカーに対する世界観の違いはまだまだ大きな開きがあると実感してしまいます。
「サッカー選手が唾や痰・口に含んだ水を吐く理由はなぜ?」の疑問が起きること自体悲しいのですが、せっかく素晴らしいサッカー技術を披露してくれているのですから不要な批判は起きてほしくありません。

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