報道ステーションのフィールドリポーターとして、昼夜を問わずに全国各地を飛び交いながら現地取材を行なっているテレビ朝日の下村彩里アナは、「ドサ回り」的な扱いでリポートを担当することも少なくありません。
報道ステーションの気象情報担当として2019年の入社当時から配属され、現場リポーター歴も5年目を迎えた中堅女性アナウンサーの1人です。
容姿端麗な出で立ちでありながら、一貫して現場配属が続く下村彩里アナですが、出演中の報道ステーションのキャスター交代を巡っては、外部のフリーアナウンサーであるヒロド歩美アナをスポーツキャスターに起用したり、メインキャスターに昇格した安藤萌々アナやそれらの煽りをモロに受けて理不尽な人事を受けてしまった渡辺瑠海アナなど、ドラマティックなキャスター交代人事が行われた報道ステーションで、下村彩里アナはどこか対象外のような扱いを受けていました。
今回は「下村彩里アナがキャスター交代できない理由!|報道ステーション」と題しまして、入社以来関わり続けている報道ステーションで未だに現場回りを担当させられている訳を検証します。
報ステのキャスター交代ができない理由①安藤萌々アナの存在
下村彩里アナが報道ステーション内でのキャスター交代人事に絡むことが出来ない理由の1つ目が安藤萌々アナの存在です。
現時点におけるテレビ朝日の上層部が、次期エース候補と捉えて大事に育てようとしている環境が顕著に感じ取れる女性アナウンサーが安藤萌々アナです。
テレビ朝日入社式前にもかかわらず「グッド!モーニング」に出演したことは有名で、テレビ朝日史上最も早い番組デビューを飾った女性アナウンサーが安藤萌々アナです。
入社以来スポーツキャスター一筋の安藤萌々アナは、学生時代から水泳やゴルフに精力的に取り組んできたバリバリの体育会系女子アナウンサーで、「反省はしても、後悔はしない」を信念にしていることからも気持ちの強さもストイックで、自然体の元気の良さから溢れる笑みと場の空気を読んで取り繕うことの出来る洞察力の高さなど、関係者からは非常に素晴らしい評価を得ているようです。
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昨年度に大盛況で閉幕を迎えたWBC・ワールド・ベースボール・クラシックの現地取材が、安藤萌々アナの評価をさらなる高みへと爆上がりさせました。
日本代表選手の自主トレに密着取材を行なったり、現地で分からない事柄や気になった状況をメモに取ったり、とにかく見た目のキラキラした可愛らしさとは裏腹にコツコツと真面目な勉強家。
特に取材後記として詳細なレポートを自身のInstagramにて配信する姿勢も、実際に取材を受ける選手たちからは好評で「安藤萌々アナの取材なら受ける」とする選手すらいる程だそうです。
これまで一貫して担当を続けてきたスポーツキャスターを降板させてまで外部のフリーアナウンサーのヒロド歩美アナを引き入れた見返りが報道ステーションの女性メインキャスターの座でした。
昨今のテレビ離れの加速に伴う視聴率低下を改善するべく取り組んだ番組改編のキモになったのは、後述する「ヒロド歩美アナのスポーツキャスター起用」で、テレビ朝日の早河洋会長による決定事項につき、報道ステーション内の様々なキャスター交代は全てここから始まりました。
安藤萌々アナをスポーツ担当から外すのは勿体ないが、起用せざるを得ないヒロド歩美アナをスポーツキャスター以外の担当に就けることもまた現実的ではない。
とすればヒロド歩美アナをスポーツキャスターに据えて、安藤萌々アナには不本意ではあるがスポーツキャスターの座を降りてもらう代わりに女性メインキャスターに昇格させることで帳尻を合わせた人事となりました。
とすると「冷や飯喰らい」の扱いにも似た雑な押し出し人事でメインキャスターを降板させられた渡辺瑠海アナがかわいそうとの意見が出てきますがその点につきましては後述します。
ともかく安藤萌々アナというエースが下村彩里アナの置かれている環境に必ず関係してくることがポイントの1つとなります。
報ステのキャスター交代ができない理由②渡辺瑠海アナの存在
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下村彩里アナが報道ステーション内でのキャスター交代人事に絡むことが出来ない理由の2つ目が渡辺瑠海アナの存在です。
渡辺瑠海アナと安藤萌々アナはテレビ朝日入社同期組で、出身大学も在籍していた学部も一緒の成蹊大学法学部政治学科を卒業しています。
大学在学中は「ミス成蹊コンテスト2016」の準グランプリに選出されたほどのルックスで、いわゆるかわいい清楚系のお嬢様風の雰囲気で、変なクセが無いので老若男女幅広い世代層から親しまれる要素を持っています。
スプラウトに所属してラジオ番組の学生DJも担当した経歴を持っています。
テレビ朝日入社後の新人研修においても、指導官を務めた先輩アナウンサーが「ダメ出しをするところがない」と、渡辺瑠海アナのアナウンス技術を高く評価しています。
テレビ朝日入社後は、入社同期でもあり良きライバルでもある安藤萌々アナが超即戦力として「グッド!モーニング」に入社式を待たずしてフライング出演したことは余りにも有名で、スポーツキャスターの分野で持ち前のスキルの高さを発揮してメキメキ頭角を現していきます。
一方の渡辺瑠海アナは入社直後はパッとした活躍の場に恵まれず暫く燻った期間を過ごすことになりますが、停滞期間をふて腐れずに今やるべきことをコツコツ取り組んでいく過程でテレビ朝日の女帝と名高い大下容子アナに見出され「秘蔵っ娘」として寵愛されるようになります。
「大下容子ワイド!スクランブル」への出演も、大下容子アナの取り計らいで起用に至り、入社2年目にして「異例の人事」とまで言われた報道ステーションの女性メインキャスター就任も大下容子アナのバックアップ無しには実現しなかったキャスティングだと言われています。
基本スキルの高さに加えて、人の支えや時期的な要因など、運を引き寄せる力を備えていたのかも知れません。
この時点で、スタートダッシュを掛けられて距離を開けられていた安藤萌々アナを一気に抜き去ってしまいます。
安藤萌々アナが報道ステーションのスポーツキャスターで渡辺瑠海アナが同番組の女性メインキャスターという配置です。
しかし、2023年4月の報道ステーションの女性キャスターの交代を巡る人事で、ヒロド歩美アナの登場により押し退けられるかのようにメインキャスターを降板して、安藤萌々アナと交代することになってしまいます。
これまでのメインキャスターは卒業して新たに同番組のフィールドリポーターへの移動に対しては「事実上の降格人事」とも囁かれました。
しかし、一視聴者の放送を視聴した感想からすれば、これまでメインキャスターとして出演していた頃よりも表情に明るさが戻ってきた感じがします。
報道ステーションの女性メインキャスターと言えば、見た目に華やかなポジションではあるものの、表には現れないストレスや葛藤があったことでしょう。
一時の渡辺瑠海アナはスゴく疲れた表情が続いていたので心配にはなっていましたが、メインキャスターを交代したことにより、これまで抱え込んでいた重圧から開放されたのかイキイキとした以前の可愛らしさが戻ってきたような気がします。
立場的にはホワイトカラーからブルーカラーになり、スタジオメインから現場取材の「ドサ回り」的立場にも似た役割に移ったかも知れませんが、本来のキャリアアップの観点から考えると、お天気担当や現場リポーターやニュース読みを経て最終的にメインキャスターに就く一連の流れの中で、渡辺瑠海アナは「異例の人事」によって本来経るべき道順を大幅にショートカットしてしまった為、今一度経験を積ませる意図がもしかしたらあるのかも知れません。
報ステのキャスター交代できない理由③ヒロド歩美アナの存在
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下村彩里アナが報道ステーション内でのキャスター交代人事に絡むことが出来ない理由の3つ目がヒロド歩美アナの存在です。
現在の報道ステーションのスポーツキャスターは、元ABCテレビのフリーアナウンサー・ヒロド歩美アナが務めています。
ヒロド歩美ありきの人事で強行された起用は、関連する女性アナウンサーに大きな影響を与え、特に渡辺瑠海アナに至っては結果的にメインキャスターを降板する事になってしまいました。
そこまでしてでも報道ステーションに引き入れたかった理由に、テレビ朝日の早河洋会長の強行人事があり、正に鶴の一声状態で即決された人事案件らしいです。
スポーツキャスターとして、甲子園からプロ野球まで幅広い知識と経験から繰り広げられる取材力やトーク技術は秀逸で、さすが「芸能人格付けチェック」で人気を博したアナウンサーだけあります。
ABCテレビの後輩アナウンサーで、朝だ!生です旅サラダのレギュラーアナウンサー等を務めている東留伽アナもヒロド歩美アナとよく似た雰囲気の持ち主で、担当番組も同じような軌跡を辿っているので、将来的に楽しみな若手アナウンサーです。
報道ステーションに起用当時は不安視する意見も飛び交いましたが、そんな事を微塵にも感じさせないリポート力は流石としか言いようがありません。
ヒロド歩美アナがまだABCテレビ在籍時には、同じスポーツリポーター同士ということもあり安藤萌々アナとバチバチの関係でもありましたが、同じような体育会系の性格の両者の間に何かしらのわだかまりがあるとは感じられません。
いずれにしても、当面の間ヒロド歩美アナの報道ステーションへの影響は続くと思われ、結果的に空席が発生しないとも考えられます。
報ステのキャスター交代できない理由④時期とタイミングが悪い
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下村彩里アナが主に担当する報道ステーションはテレビ朝日の看板番組で、たとえば同局の放送する他番組のミュージックステーションや相棒・ドラえもんよりも遥かに高い視聴率を誇る報道番組です。
とすれば、相応の容姿と実力を兼ね備えた女性アナウンサーが集まるのは自然なことであり、報道ステーションには安藤萌々アナと渡辺瑠海アナの2大次期エース女子アナ候補が出演している上、フリーアナウンサーのヒロド歩美アナがスポーツ担当キャスターに起用されていることもあり、華の激戦区と言っても過言ではありません。
報道ステーションに起用されるだけ素晴らしいことなのかも知れませんが、現時点で上のキャリアを目指すには明らかに分が悪い状況です。
下村彩里アナはもともとプロのバレエダンサーを目指して高校卒業後2年間の海外留学を経験しているため、年齢的には同期入社の他のアナウンサーの面々に比べて2歳年上になります。
2019年入社で現在5年目ですので、ストレートにアナウンサーの道を歩んできたのであれば7年目を迎えていたかも知れません。
次から次へと若い世代が参入してくるアナウンサーの世界で、現時点の下村彩里アナの置かれる状況とストレート入社組と比較して2年の開きがあることから勘案すると、正直これ以上のステップアップを見込むのは現実味に欠ける気がしてなりません。
周囲を取り巻く女子アナウンサーが強大であることや、現時点における実績とアピールポイントまた上へ上へと引き上げてくれる後ろ支えの存在など、一概には断定できませんが30歳をキャリア構築上のピークポイントと設定するとすれば、今からグングン成長が見込めるとも考えにくいです。
しかし、下村彩里アナは良い意味で現場リポーター向きのアナウンサーの感じがするので、変にスタジオでメインキャスターを務めているよりフィールドリポーターを務めている方が適正に沿っているのではないでしょうか。
下村彩里アナが報ステのキャスター交代ができない理由【まとめ】
今回は「下村彩里アナがキャスター交代できない理由!|報道ステーション」をテーマに、入社以来関わり続けている報道ステーションで未だに現場回りを担当させられている訳を検証しました。
報道ステーションの女性キャスター交代を巡り、ヒロド歩美アナ・安藤萌々アナ・渡辺瑠海アナが取り沙汰され続けてきましたが、そこに下村彩里アナの名前が登場したことは一度たりともありませんでした。
結局の所、現状の報道ステーションを主軸を構成するのもこの3名であり、下村彩里アナがこの3名の誰かよりも秀でたウィークポイントがあると判断されればキャスターの交代もあり得るかも知れませんが、現実はそういくとは思えません。
下村彩里アナは常にどこかの取材現場に出演しているイメージが強く、実際に関係者も心配するほどに酷使されている状態らしいとも言われています。
風雪吹きすさぶ状況であっても、いや風雪吹きすさぶ状況だからこそ現場リポーターが現地入りして現地の状況を正確に報じる必要があるのかも知れませんが、フィールドリポーターの任に就くのは今の所下村彩里アナと渡辺瑠海アナの2名がメインとされています。
業務自体は非常に大変で過酷な役回りでしょうが、誰かが就かなければならない担当なのだとすればそのポジションを突き進んでいくのも1つの手かも知れません。
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