2023年4月、報道ステーションの女性キャスターの担当交代を巡り、番組内で様々な女子アナウンサーの移動が行われました。
その中でも、当時報道ステーションの女性メインキャスターを務めていた渡辺瑠海アナが安藤萌々アナと交代して、フィールドリポーターの担当へ移動となってしまいました。
「トコロテン人事」や「押し出し人事」など、事実上の降格人事とも囁かれたメインキャスターの交代により、視聴者からも「かわいそう」「理解できない」などの声が続出しました。
今回は「渡辺瑠海アナがかわいそう?キャスター交代とサンステMCの理由」と題しまして、便場リポーターの担当へと交代したことに加えて週末のサンデーステーションの女性メインキャスターの席を充てがわれた人事は果たして本当に降格人事だったのか等を改めて考察していきます。
渡辺瑠海アナは安藤萌々アナとメインキャスターの担当を交代
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渡辺瑠海アナはテレビ朝日入社同期の安藤萌々アナと報道ステーションの女性メインキャスターの担当を交代しました。
入社2年目の新人アナウンサーがテレビ朝日の看板報道番組のメインキャスターに大抜擢され、当時は「異例の人事」として注目を集めました。
テレビ朝日の女帝と名高い大下容子アナに寵愛され、「秘蔵っ娘」として何かと可愛がられてきた渡辺瑠海アナが、異例の人事を実現できたのも大下容子アナの影響力が及んでいると言われています。
今回メインキャスターを交代した安藤萌々アナが、当時スポーツキャスターを務めていた時期に、一足飛びでアッと言う間に頂点にまで到達してしまったのですから、心境は穏やかではなかったものと想像します。
学生アナウンサーを務めていた経験や、ミスコン準優勝の経歴を持つ渡辺瑠海アナは、入社直後の新人研修においても「ダメ出しするところがない」と先輩アナウンサーからも高い評価を付けられており、実力に加えて運も味方につけたことでエースアナウンサーとして上り詰めていきました。
しかし、時は流れ、昨今のテレビ離れの加速も影響して番組の視聴率にも陰りが見えはじめ、報道ステーションの番組の根本を見直すべき時期が訪れました。
それが、番組改編に伴う女性キャスターの交代劇です。
渡辺瑠海アナはフィールドリポーター&サンデーステーションMC
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渡辺瑠海アナは、報道ステーションのメインキャスターを降板して、同番組のフィールドリポーターおよび、日曜日版報道ステーションともいえるサンデーステーションのメインキャスターの担当に就きます。
これまでのスタジオ出演から一転して現場リポーターですから、「左遷?」と勘繰られても致し方ない部分もあり、視聴者からは「かわいそう」「意味が分からない」などの批判が続出しました。
【#静岡市 去年も道路冠水…住民「うんざり」】
渡辺瑠海アナウンサー
「普段は交通量の多い道路も冠水。近くを流れている #巴川 が増水し、小さな川が溢れた」「去年9月の #台風15号 の際にも同じように冠水。その際には床上浸水の被害も。近隣の方は非常に心配している様子」#報ステ pic.twitter.com/gclPB9KYGk
— 報道ステーション+土日ステ (@hst_tvasahi) June 2, 2023
確かにこの状況で現地リポートを強行させられる渡辺瑠海アナの姿は、まるで「怯えた小鹿」のようで、これまで雨風の当たらない室内スタジオに出演していた姿からすると雲泥の差であり、「かわいそう」と同情の声が寄せられるのも納得です。
追い打ちを掛けるように、つい先日まで自分が居たスタジオの席には同期の安藤萌々アナが座り、突然現れた外部のフリーアナウンサーがスポーツコーナーを担当しているのですから、土砂降りの中をリポートに派遣される渡辺瑠海アナを見て「降格」と捉えられても仕方がありません。
本来、報道ステーションのメインキャスターに就任するまでには、現場リポーターや気象情報、スポーツコーナーやニュース読みなど、徐々にステップアップしていくキャリア構築が一般的とされる中、「異例の大出世」となった渡辺瑠海アナには現場経験が不足している為、改めてリポーターとして経験値を積ませようとする思惑があるとは考えられるのですが、如何せん他の女性アナウンサーとのキャスティングの相性が悪過ぎます。
もう少し視聴者目線に沿った波風の立たないキャスター配置は実現できなかったのでしょうか。
また、サンデーステーションの女性メインキャスターとして新たに就任しましたが、日曜日の9時台の報道番組ですから立派な花形番組であり、視聴率的にも報道ステーションと比較してそれ程までに見劣りする数字ではない番組です。
しかし、平日の報道ステーションの視聴者層と日曜日のサンデーステーションの視聴者層とでは年齢も属性も異なることでしょうから、新たな変化を期待している局側の思惑もありそうです。
安藤萌々アナよりも渡辺瑠海アナはかわいい度が高すぎた?
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渡辺瑠海アナも安藤萌々アナもどちらも可愛らしい容姿のアナウンサーなのですが、お嬢様的な雰囲気でおしとやかなイメージの渡辺瑠海アナに対して、体育会系の性格から物怖じしないでハッキリと口に出して発言できる元気の良い安藤萌々アナ。
報道ステーションの放送時間帯が平日の22時以降とのことを考えれば、主な視聴者層は「仕事帰りのお父さん」と考えられ、アナウンス力には定評があるもののコメントが真面目過ぎて面白みに欠ける渡辺瑠海アナよりも、スポーツキャスターで培ってきた元気が良くハキハキ喋る安藤萌々アナの方が「おじさん目線」ではウケが良かったのかも知れません。
良い意味で「お嬢様」悪く言えば「つまらない」渡辺瑠海アナと、悪く言えば「ポカが多い」良く言えば「物怖じしないで元気」の安藤萌々アナの比較において、渡辺瑠海アナは余りにもおしとやかで可愛すぎたのではないしょうか。
今日の報ステの渡辺瑠海さんは特にかわいいぞ。ニュースに集中できない。
— テータ (@z8KT5lxuMpC6Bx3) November 7, 2022
仮にこの仮定が凡そ間違いでないのであれば、サンデーステーションの視聴者層は報道ステーションとは異なり、少なくとも「仕事帰りのお父さん」ではなくなりますので、新たな変化が見込める可能性もありそうですが、サンデーステーションのメインキャスターを交代する前後の視聴率を比較してもさほど大きな変化は現時点では確認できません。
報道ステーションの女性キャスター交代の発端はヒロド歩美アナ?
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2023年4月に行われた報道ステーションの女性キャスター交代は、率直に「ヒロド歩美ありき」の下行われた人事交代でした。
写真でも確認できます通り、渡辺瑠海アナの姿はスタジオメンバーからは既に居なくなっています。
ヒロド歩美アナの起用は、テレビ朝日の早河洋会長の強硬路線で推し進められた人事案の肝であり、様々な憶測に至る原因にもなりました。
熱闘甲子園やプロ野球のリポートから芸能人格付けチェックのMCを務めるなどなど、関西ローカル局のアナウンサーでありながらも全国的な知名度を得ているヒロド歩美アナは、イマイチ切り札に欠ける報道ステーションの番組改編にピッタリの人材であったことでしょう。
画像引用:FLASH
当然ながら、ヒロド歩美アナの担当コーナーはスポーツ以外考えられず、とすればスポーツキャスターを担当している安藤萌々アナの取扱いはどうするのか?
テレビ朝日にとって、次期エース候補としての看板女子アナウンサーに育てていきたい思惑が囁かれる中、現状以下のポジションに移す訳にはいきません。
となれば、スタジオキャスターの座に収まるのが自然な流れであったことは想像に難くありませんが、実際にはメインキャスターには安藤萌々アナと同期の渡辺瑠海アナが就いています。
清楚な雰囲気でお嬢様らしく、いかにも「おじさん好み」の渡辺瑠海アナでしたが、見方を変えれば「コメントや振る舞いが真面目過ぎて面白みに欠ける」とも捉えられ、「異例の大抜擢」で報道ステーションに起用されたものの、イマイチ振るわない番組の構成に変化を与えるためにも、また安藤萌々と並び将来を期待される女子アナとして改めて色々な経験を積ませる意味でも、交代をさせたいと考えていたのかも知れません。
結果的に安藤萌々アナのメインキャスター昇格に伴い、押し退けられる格好でキャスターを降板となり、フィールドリポーターへの移動となりました。
局の事情ばかりが優先して、視聴者の心情が置き去りにされているとも捉えられる交代人事も、一見ヒロド歩美アナがヒール役で、渡辺瑠海アナが悲劇のヒロインの構図にもなっていますが、女性アナウンサー達には何ら非はありません。
様々な波紋を生んだ報道ステーションのキャスター交代は、全てここから始まりました。
渡辺瑠海アナのメインキャスターの交代はかわいそうなのか?
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報道ステーションのメインキャスターを降板してフィールドリポーターへと移動した渡辺瑠海アナには「かわいそう」と同情する声が未だに多く挙がっています。
確かに先日の豪雨での現地リポートは小柄な渡辺瑠海アナにとっては非常に過酷なロケで、視聴者からしても「怯えた子鹿」「迷子の子犬」を連想させる悲壮感すら感じられました。
豪雨中継の渡辺瑠海アナ 本当にお疲れ様です。
か弱き女子アナを危険かつ過酷な現場にさらさないでいただきたい💢#報道ステーション
2023.6.2 pic.twitter.com/itcElfsEfU— ゴン好き (@jubigon9) June 2, 2023
しかし、一方では「スタジオに居た頃よりも活き活きとした笑顔が戻ってきた」と捉える声もあり、実際、スタジオ業務の時期には一時期表情も暗く、痩せ痩けていたような頃すらありました。
その頃からすれば、表情も幾分明るくなり、笑顔も戻ってきたように感じられます。
報道ステーション 渡辺瑠海アナ:現場中継のほうが生き生きしてる❗️
— Do@yasunori (@Doyasunori5) May 4, 2023
渡辺瑠海アナ、フィールドキャスターになったことで笑顔が弾けてるじゃん♪
— ぺんかつ🏎 Fly free and high, Yuki !🏎️ (@KimiwaHurricane) April 14, 2023
現場取材なので天候や場所によっては過酷なロケにもなることもあるでしょうが、一概にキャスター交代が「かわいそう」と断定する必要もないのかも知れません。
報道ステーションのメインキャスターは降板となりましたが、代わりに週末のサンデーステーションのメインキャスターとして就任し、引き続き華やかな舞台での活躍の場は用意されています。
視聴率的には平日の報道ステーションには及ばないものの、それでも「日曜日の21時の放送枠」の顔として出演すること自体非常に素晴らしいことです。
平日と週末とでは視聴者層も異なることでしょうから、これまでとは違った反応が現れてくるものと考えられます。
現場でのリポート経験そして週末キャスターとしての実績を積んで、そう遠くない将来にはまた大舞台で活躍している姿が見れることを期待しています。
渡辺瑠海アナのキャスター交代がかわいそう?【まとめ】
今回は「渡辺瑠海アナがかわいそう?キャスター交代とサンステMCの理由」をテーマに、現場リポーターの担当へと交代したことに加えて、週末のサンデーステーションの女性メインキャスターの席を充てがわれた人事は果たして本当に降格人事だったのか等を改めて考察してきました。
「かわいそう」とのこえも多数あり、実際に現場からの過酷なロケ映像等を見ると、「大変だなー」と感じざるを得ませんが、常に過酷なロケばかりが続く訳でも無く、これまでよりも笑顔が多く見られるようになったようにも感じられます。
メインキャスターの交代も、前向きに捉えれば、トントン拍子でメインキャスターにまで上り詰めてしまったばかりに、却ってこれまで経てくるべきであった経験の不足分を改めて身に付けるための期間だとも考えることもできます。
入社当時、安藤萌々アナが「超!即戦力」としてテレビ朝日史上最速で番組デビューを果たし、同期に水をあけられてしまった悔しい時期もありましたが、腐らずに歩みを進めたことで大下容子アナに見出され、「秘蔵っ娘」として寵愛される程にもなった経験が物語るように、今回の交代人事もネガティブに捉えるのではなく、自分自身を成長させてくれるチャンスだと前向きに考えても良いのではないでしょうか。
渡辺瑠海アナの今後のご活躍に改めて期待をしています。
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