King&Prince|ツキヨミに曲調が似てるラテン系ダンスナンバー!

King&Princeの「ツキヨミ」ミュージックビデオがYouTube再生回数で1億回を突破しました。

これはジャニーズの歴史上初の快挙で、解散を目前に控えたKing&Princeに対するファンの力が結集したことにより短期間で記録達成するに至り、「ジャニーズ初の1億回再生」を合言葉に、SNS上ではKing&Princeの存在感の誇示とこれまでの感謝の気持を込めた活動が盛んに繰り広げられていました。

ラテンテイストの効いた情熱的で妖艶な雰囲気とどこか懐かしい哀愁すら感じるダンスナンバーに仕上がった「ツキヨミ」は何度聴いても飽きること無く聴く度に色々な発見すら感じられます。

そんなKing&Princeの「ツキヨミ」に似たような曲調の楽曲は他に無いのでしょうか?

独断と偏見が入り混じった選曲ではありますが、「妖艶と哀愁のラテン系ナンバー」を集めてみました。

King&Princeの「ツキヨミ」がYouTube再生回数1億回突破

冒頭お伝えしました通り、King&Princeの「ツキヨミ」ミュージックビデオがYouTube再生回数で1億回を突破しました。

僅か4ヶ月足らずで1億回突破は本当に凄いです。

加えて、King&Prince11枚目となるシングル「ツキヨミ / 彩り」が、第37回日本ゴールドディスク大賞の「ベスト5シングル」に選出され「シングル・オブ・ザ・イヤー」をも受賞しました。

YouTubeでの再生回数引き上げにファンが一丸となって押し上げた結果の快挙と併せて「ツキヨミ」の認知度が急増したことも要因に挙げられると考えられますが、CDやDVD/BDの初回限定特典等の販売戦略がファンの購入意欲を驚異的に掘り起こしたのかも知れません。

「ツキヨミ」は「嘘」をテーマに、社会のはみ出し者が「愛を否定・拒絶するも本当は愛に救われたいと願っている。」という愛の歌で、「騙し」「混乱」「逆転」が入り混じった「時空の歪んだ世界でストーリーが展開し、さまよい、困惑するKing & Princeの妖艶な表情を切り取る」を表現したMVとなっています。

世界的に有名な振付師RIEHATAが担当したことで高難度ダンスにも注目が集まる「ツキヨミ」ですが、そもそも楽曲の素晴らしさをKing&Princeが見事に表現してくれている点がすばらしいと感じます。

King&Princeのツキヨミに曲調が似てるラテン系のダンスナンバー!

ツキヨミ」の完成度が良過ぎるので、他に似た雰囲気の曲が無いものかと探しましたが、もともと「ツキヨミ」の曲調自体もおそらく日本人が持つの喜怒哀楽の感情に沿ったメロディなのではないでしょうか。

どこか悲しげな雰囲気や妖しい色気・新しいのに何故か懐かしく感じてしまう感じ、それでいてアフリカンテイストすら感じるラテン系の陽気なアップテンポな曲調でありつつドラマティックな世界観すら併せ持った不思議なダンスナンバーに仕上がっているので不思議です。

もともとラテンナンバーが得意だったジャニーズの楽曲ラインナップですが、現在でも古さを感じさせない名曲が多く存在します。

では、「ツキヨミに曲調が似てるラテン系のダンスナンバー」を見ていきましょう

KinKi Kidsの11枚目のシングルとして2001年に発表されたのが「ボクの背中には羽根がある」ですが、20年以上も前に登場したのが信じられないほど今聴いても通用してしまう新鮮さがあるジャニーズの名曲です。

「硝子の少年」も同様ですが、純粋にラテンと言うより、ラテンの雰囲気を採り入れつつ民族民謡テイストを併せ持った独特の曲調が印象的です。

今は懐かしいタッキーの現役時代の名曲「Venus」も歌って踊れるお祭り系ラテンポップで、ストレートな曲調で分かりやすいキャッチーなサウンドが魅力のジャニーズを代表するラテン調の名曲の1つです。

プレーヤーとしての栄光を手にしてジャニーズの経営にも携わり様々な軋轢の中で悲劇のヒロインを思わせるドラマティックな存在感を残して表舞台からその姿を消してしまった滝沢秀明さんは、やはり今の時代においても圧倒的なスーパーアイドルでした。

アフリカ系の民族打楽器を思わせるリズミカルなテンポとミュージカルな世界観を彷彿させるバイオリンの旋律が華々しくも切ないメロディーを生み出しています。

「サウダージ」とはポルトガル語で、郷愁、憧憬、思慕、切なさ等の意味で、古典文学を読んでいるかのような綺麗な言葉の使い方や紡ぎ方が天才的な晴一の世界観を歌い上げる昭仁の声と表現力の高さが、作曲を担当した本間昭光の創り出した音色を無地のキャンパスをラテン調に描き出す。

ポルノグラフィティをラテンの立ち位置に存在付けた始まりは「サウタージ」でしたが、「ジョバイロ」が曲調と言葉選びで「妖艶と哀愁のラテン系ナンバー」を感じられるのではないかと考えました。

他にも「アゲハ蝶」や「瞳の奥をのぞかせて」などラテンを感じられる名曲が多数ありますので、好みの一曲と巡り会えると良いですね。

松任谷由実(ユーミン)の数ある楽曲の中において、「妖艶と哀愁」を感じられる1曲がこの「輪舞曲(ロンド)」です。

中南米系のラテンの雰囲気を感じつつも、どことなくヨーロピアンの喜劇を思わせるセンチメンタルなダンスナンバーで、日本人が持つ民族的な気質の琴線に触れる哀愁漂う小悪魔的な怪しさが小気味良いテンポの曲で、名曲揃いのユーミンの楽曲レパートリーの中で1曲を選定するのも難しいですが敢えて「輪舞曲(ロンド)」にしました。

槇原敬之さんのラインナップの中において、「Hungry Spider」ほど制作意図が理解できない意味不明な名曲は無いと思います。

1999年に発表された22作目となるシングル曲でしたが、これまでの槇原敬之さんの楽曲とはまるで違う世界観に酔い痴れてしまいます。

男女の恋愛を巣を張る蜘蛛と糸に捉わる蝶に喩えた歌詞と不思議な1曲です。

ラテン系かと言われると正直違うのかも知れませんが、タンゴやアラビアの香りも漂ってきそうな南米色の濃いイメージを受けます。

もともと「ラビリンス」というドラマの主題歌用に制作依頼があり楽曲制作に取り掛かった経緯があり、「いつもの槇原敬之らしくない番組の雰囲気に合わせた曲」の意向に沿った曲とするのが表向きの「Hungry Spider」です。

「ラビリンス」は渡部篤郎さんや桜井幸子さんらが出演されていたドラマで、ただ純粋にドラマ自体のイメージを槇原敬之さんが汲み取って忠実に再現したとの意見もありますが、世間ではそれこそこの「妖艶」な曲に対して「クスリの力」で生まれた副産物程度の評価しかしない方もいますが、曲自体はジャンルを超えて圧倒的な表現力で魅了してくれています。

一方、当時薬物問題で逮捕されるなど、仮に薬物使用により精神状態が高揚してハイになった状態であったとすれば、普段思いもつかなかったようなアイデアが次々湧いて出てきたとも考えられます。

後にも先にもこの時期に発表された「Hungry Spider」の他「Happy Dance」なども同様にこれまで槇原敬之さんが発表してきた楽曲とは一線を画してる明らかに独創的な曲調と言葉遊びが随所に見られる非常に興味深い仕上がりとなっています。

「叶うことのない切ない恋を描いた物語」だけでは無い「寂しさ」「孤独」「愛しさ」「苦悩」などが複雑怪奇に混ざりあった難しすぎる曲なので意図を解読することは出来ませんが、聴いているだけで涙が出てくるような苦しい気持ちに陥る感じです。

これを「妖艶と哀愁のラテン系ナンバー」と呼ばずに何と表現すればいいのでしょうか。

YouTubeの再生回数80億回超えで世界歴代最速かつ最多記録を達成した「Despacito 」がこれまで紹介してきた中では一番「ツキヨミ」に似た雰囲気を持つナンバーだと思います。

「ツキヨミ」が1億回ですから、80億回再生の「Despacito 」がどれほど驚異的なことかは感じるのではないでしょうか。

テンポの良さとは裏腹に妖しく切ないメロディはどこから生まれるのでしょうか。

言わずと知れたラテンナンバーの代表格「ランバダ

平成初期のバブル景気の日本で驚異的なヒットとなったKaomaによるカバーVer.です。誰が歌っているかは知らなくても「ランバダ」であることは小学生でも知っているほど人気のあったラテンナンバーです。

妖艶と哀愁のラテン系ナンバー」でも「妖艶さ」が突出して表現されているように、当時の小さな子供には少々刺激の強かったPVです。

スパニッシュのクラシックギターを語る上で忘れてはならない存在が「パコ・デ・ルシア」です。

直接的には「ツキヨミ」とは関連性が少ないですが、根底にあるスペインの情熱的な音楽性は巡り巡ってラテンの風に含まれているかも知れません。

何を語るわけでもなく、ギターの旋律だけでここまで聴く人を魅了させてくれる卓越したギター技術はもはや驚愕です。

ワタシは「パコ・デ・ルシア」に憧れてクラシックギターを始めました。

「ツキヨミ」は中村泰輔+TomoLowの最高傑作

King&Princeの「ツキヨミ」の作曲を担当したのは中村泰輔さんとTomoLowさん。

中村泰輔さんは「ツキヨミ」の作詞を担当したいしわたり淳治さんが中心となって結成された音楽ユニット「THE BLACKBAND」の作曲とボーカルを担当しています。

中村泰輔さん自身もシンガーソングライターとしてソロで楽曲活動を行なっているミュージシャンですから、「ツキヨミ」のもつ雰囲気は、中村泰輔さんやTomoLowさんの音楽性の影響を強く受けて創られたと考えられます。

ソロの中村泰輔さんとTHE BLACKBANDのMVも「ツキヨミ」を解読するのに役立つかも知れません。

ツキヨミに曲調が似てるラテン系のダンスナンバー!【まとめ】

King&Princeの「ツキヨミ」に似たような曲調の妖艶と哀愁のラテン系ナンバーを独断と偏見を大いに交えながら選曲してみました。

直接的に似ているまたは間接的に影響を与えている楽曲、過去のジャニーズのラインナップから紹介しました。今回紹介しきれなかったナンバーも数多くありますが、以後随時追加していきます。

個々の感性や好みに大きく左右されるので一概に全ての方に同じ感覚が得られるとは思いませんが、少なくともこんな曲もあったんだと思える一助になれば幸いです。

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